メディカルチリメーサーを開発したトマス技術研究所の福富健仁社長(左)、小幡浩主任=うるま市のトマス技術研究所 画像を見る

 

小型焼却炉「チリメーサー」を開発、設計するトマス技術研究所(うるま市、福富健仁社長)が、医療廃棄物に触れずに焼却炉に投入できる「メディカルチリメーサー」を完成させた。

 

「新型コロナウイルスが付着した医療廃棄物に触れずに焼却炉に投入したい」という医療現場の声を受け開発した。

 

「チリメーサー」は、特許技術の燃焼技術で煙まで完全燃焼させ、ダイオキシンを法規制の50分の1まで抑制する。

 

従来型は廃棄物の入ったごみ袋を人が直接、焼却炉に入れるが、「メディカルチリメーサー」は、各病棟などから回収したごみ袋を箱に入れ、セットすると自動でホッパー(ごみ受け)から焼却炉まで運ばれ、投入される。焼却炉の性能は従来型と変わらない。人が廃棄物に触れる機会を減少させ、感染のリスクを減らすことが狙い。

 

開発のきっかけは世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。従来型のチリメーサーを導入しているインドネシア・バリ島の医療機関から「ウイルスが付着した医療廃棄物に触れずに焼却炉に投入できる仕組みが必要」という要望があり、この仕組みを開発した。

 

福富社長は「世界的な脅威の前に技術者ができることはないかと思っていた。最前線で戦っている医療従事者への感染を防ぐための製品を作ることで、社会貢献したい」と話した。

【関連画像】

関連カテゴリー: