「’14年の日本の運気は、上昇もしますが波乱に満ちたものになるでしょう。そんな年だからこそ、守護のパワーを強めて臨みたいもの」
こう話すのは、スピリチュアリストで、古神道の研究家でもある暁玲華さん。日本中のパワースポットに通じる暁さんがおすすめするのが、かつて平城京を守護すべく張られた「結界」を巡り、そのパワーをいただくことだ。
その結界とは、三重県の伊勢神宮内宮、和歌山県の熊野本宮大社、淡路島の伊弉諾(いざなぎ)神宮、京都府の元伊勢内宮皇大神社、そして滋賀と岐阜の県境にそびえる伊吹山……この5カ所を結んで浮かび上がる、巨大な「五芒星」。その中心にあったのが、平城京だ。
「五角形には、守護の力があると考えられています。5カ所の外周を結んだ五角形、さらに五芒星の中核にできた五角形と、平城京は二重に守護されているんです。古代中国発祥の『五行』には、5つの元素が互いを生かし合うための順番があります。木、火、土、金、水の順。五芒星を巡るときは、この順に巡るようにしましょう」
自分の中で五行のバランスが整うと、大地と調和し、自然の力により、何ものからも守ってもらうことができるという。4つの神社は、どれも古い歴史を持つ重要な神社。伊吹山もまた『日本書紀』など神話に登場する霊峰だ。順に紹介してもらった。
〈「木」の伊勢神宮内宮〉
「私たちの精神に安定をもたらしてくれる場所です。素の自分に立ち返り、どう生きるべきかを教えてくれる。心の迷いが消えていくでしょう」
〈「火」の熊野本宮大社〉
「前世からの因縁や業を清算し、ひとまわり大きな自分になれる場所。年をとっても何事かを成し遂げたい人には、ぴったりです」
〈「土」の伊弉諾神宮〉
「夫婦円満、安産子授、縁結びなどの御利益があるといわれています。お参りすれば、夫婦仲よく長生きできるのでは」
〈「金」の元伊勢内宮皇大神社〉
「古くから人々が神様を敬い、祈り続けてきた歴史を感じてください。そして、信念を貫き、願いをかなえる強い力をいただきましょう」
〈「水」の伊吹山〉
「あの日本武尊をも負かした神様が住まうところ。何ものにも屈しない力を得られる山です。ふもとからでもいいので、気持ちをこめてお祈りしてください」
五芒星を巡って自分に足りない五行の力をチャージすることで「病気や事故はもちろん、他人による攻撃など、思わぬ災厄をさけることができます。もちろん、いい運を引き寄せる効果も」と暁さん。