死の際で見つけた幸福…1歳9カ月のわが子を看取った女性が始めた「理想のホスピス作り」
記事投稿日:2024/03/31 06:00 最終更新日:2024/03/31 06:00
ドイツのこどもホスピスで過ごしたのは5日間だったが、親子にとって濃密な時間だった
冷たくなっていくわが子の体を抱きしめながら、母の口から自然と出たのは「ありがとう」という言葉だった。生まれてきてくれてありがとう。幸せな思い出をありがとう。私を選んでくれてありがとう。たくさんの「ありがとう」とともに、幼子は旅立った。いま母は、理想のホスピス作りに尽力している。死を待つ場所ではなく、最後まで前向きに生きられる場所を。すべての親子が「ありがとう」と別れるこ...