雑誌編集者として数々の企画を打ち出し、マツコ・デラックスさんらとゲイカルチャーをけん引してきたブルボンヌさん。女装ライターにしてパフォーマーの“彼”にLGBTにまつわるソボクなギモンをぶつけてみた。

 

――女装をするのは女になりたいから?

 

「私はLGBTの『G』、つまりゲイ、男性同性愛者です。自分の体ごと女になりたいわけじゃないの。ゲイのなかには、私のように仮装的な『女装』をする人もいます。マツコとかミッツさんとかね。

 

一般的にゲイの世界は男っぽい男がモテるところで、女っぽいふるまいは求められてない。つまり、ゲイ界の『女装』は非モテの最たるもの!それでも女装をするのは、パーティ的な変身が楽しめるし、人が耳を傾けたりしてくれやすいところ。女装なら表現しやすいことがあって、そのうえおマンマが食べられるとなれば、多少モテから遠のいたって女装を続けるわよ。

 

ただ、素顔のプライベートのときにイケメンゲイと知り合ったりすると、女装をしていることをバレないようにしたり、少しでもモテようと振る舞うこともあるの(笑)。

 

ところで、女装をしていると『お料理上手でしょ?』『豪華な部屋に住んでそう』とか言われるけど、アタシは全然そんなことない!結局その考え方って『男はこう、女はこう』というステレオタイプに当てはめて“男なのに女性らしい人”にしたがってるだけなのよ。

 

たとえば考え方は男性的でありながら、見た目や振る舞いなどは女性的な人もいるし、その逆の人もいるでしょ。既存の型にハメて見るのではなく、男、女という二元論ではくくれない中間的な人がいることをわかろうとすることが、性的少数派の理解につながるんだと思うわ」

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