image

「カキは、女性をイキイキと輝かせる食材です。亜鉛、鉄、良質タンパク質、タウリン、カルシウム、ビタミンB群など、ふだんなかなか取りづらい栄養素が豊富に含まれているんです」

 

そう語るのは、自身もイキイキとキレイで発言に説得力のある管理栄養士の井出杏海さん。

 

「カキの亜鉛の含有量は100グラムあたり13.2ミリグラム。2位の豚のレバーは6.9ミリグラムなので、食材のなかでも断トツです。亜鉛には、ホルモン分泌の活性化、細胞分裂を促して新陳代謝をよくする効果があります。美肌効果、美髪効果、抜け毛予防などが期待できるので、特に中高年の女性にうれしい栄養素なんですよ。日本女性が不足しがちな鉄も、カキには多く含まれています。亜鉛や鉄の吸収率を上げるのはビタミンCなので、生ガキやカキフライにはレモンを搾って食べましょう」

 

また、カキはタンパク質を構成するアミノ酸のバランスが特によい食材。肌のキメを整えてくれるので、血色がよくなって若々しく見える。

 

「カキはダイエットにもおススメです。疲労回復効果で有名な栄養素のタウリンも、カキ100グラムに約1千ミリグラムほど含まれています。タウリンには血液をサラサラにする効果もあります。血流がよくなることで新陳代謝が上がり、ヤセやすい体質にしてくれるんです。また、タウリンには肝機能アップ効果もあるので、お酒を飲むときにもいいですね。さらに、ビタミンB1、B2、B12、葉酸も豊富です。これらのビタミン群は、炭水化物や脂肪を代謝してエネルギーを作るために欠かせない栄養素。体に脂肪を蓄積させないために、炭水化物や脂肪をとるときにも一緒に食べるといいですよ」

 

中サイズ(15グラム)1個で9キロカロリーしかないというのも、ダイエットの強い味方だ。

 

「日本人が不足しがちなカルシウムも多く含まれています。特に閉経後の女性は骨粗しょう症になりやすいので進んで摂取したいですね。更年期のイライラ予防にも役立ちます」

 

こんなにも栄養豊富なカキだが、怖いのが当たったときだ。カキは海水をたくさん体内に取り込むため、吸い込んだ海水の成分を保有する。そのため指定海域外で育ったカキを、体が弱っているときなどに食べると、ノロウイルスや貝毒に当たることがある。だが、指定海域で育った生食用で当たることはほとんどないので、信頼できる店や生産者から手に入れよう。しかし……。

 

「カキを継続的に食べすぎると、亜鉛過剰摂取による嘔吐、腹痛、めまい、発熱などの副作用が出る可能性があるのでご注意を。亜鉛の1日の上限は30ミリグラムとされています」

 

節度を守ってカキを食べ、ぷりぷり女子になろう!