image

 

「料理のたびにあれやこれやと調味料を買うのはムダ! 家にあるもので代用できる調味料もあるんですよ」

 

そう力を込めて語るのは、パートで働く主婦の野原あきさん(44)。夫と子ども2人の4人家族だ。独身時代はショッピングと旅行に全給料を費やし、貯金はゼロだったという野原さん。結婚してから、慌ててお金の使い方を見直したそう。

 

「かつては、夫婦で食費は毎月10万円以上。外食費だけで6万円、食材費は5万円を超えていました……。ママ友と話しているうちに、“これは高すぎる”と思ったんです」

 

そこで、まず外食費をカットし、手料理を増やすことに。

 

「料理のスキルがなかったので、最初は“○○の素”や外国産調味料などを買い集めていたんです。ただ、そういう調味料は値段が高いし、中途半端に残ったものは賞味期限が過ぎ、捨てるなんてこともありました」

 

思い切ってそれらを買うのをやめてみた野原さん。醤油や砂糖などの基本的な調味料から、さまざまな調味料の味を再現する代用術を独自で編み出した。

 

すると、毎月の食費は4人で3万円以内に。今では“節約主婦”として、お金の情報サイト「マネーの達人」で数々の節約技を披露している。

 

「持っている調味料の数は少なくても洋風や中華風のアレンジはできますし、“ちょっと味が足りないかも”というときも工夫するだけで簡単に似た味を作り出せるんです」

 

そこで野原さんに、「あ、これがない!」というときにおすすめの、調味料代用術を教わりました!

 

■シチューの素を切らしたら……

 

【代用術】

牛乳…1カップ

バター…10g

小麦粉…大さじ1

玉ねぎ…1/4個分

 

「玉ねぎを薄切りにして、焦がさないようにバターで炒めます。小麦粉を振り入れ、弱火で炒めながらしっかり混ぜ、少しずつ牛乳を加えて、とろみがつくまで混ぜる。最初に玉ねぎを炒めることで小麦粉がだまにならず、短時間で失敗なしのホワイトソースが作れます」(野原さん・以下同)

 

■フライの衣に使う卵を切らしたら……

 

【代用術】

小麦粉…大さじ5(同量の水で溶く)

マヨネーズ…大さじ1

 

「チキンカツやとんカツを作る途中で卵液が足りなくなったときは、マヨネーズを代用すれば卵を買いに行かずに済ませることができます。水溶き小麦粉にマヨネーズを加え、パン粉をつけて揚げればOK。マヨネーズに卵と油が入っているので、カラッとサクサクに仕上がります」

 

■ポテトサラダに使うマヨネーズを切らしたら……

 

【代用術】

プレーンヨーグルト…適量

 

「水切りも必要ないので、そのままヨーグルトをたっぷり入れ、よく混ぜて味をなじませて。マヨネーズよりあっさりしていますが、なめらかな口当たりを楽しめます」

 

■味噌汁のだしを切らしたら……

 

【代用術】

ケチャップ…大さじ1

 

「ケチャップが味噌汁のだしの代わりになります。塩と砂糖、お酢が入っていますし、トマトに含まれるうま味成分『グルタミン酸』が、かつお節や昆布だしが持つうま味成分と同じだといわれています。味噌汁に加えるだけで、甘さが出てコクがアップするんです。加える前に少し火を通せば酸味も飛び、まろやかになりますよ」

 

■味噌汁の味噌を切らしたら……

 

【代用術】

きな粉…大さじ1

醤油…大さじ1

酒…大さじ1

みりん…大さじ1

 

「味噌汁を作っている最中に味噌が足りないことに気づき、急きょすまし汁に変えたことがあるんです。でも、味噌もきな粉も同じ大豆。試してみたら違和感もなく、ちゃんと“味噌汁”になりました。それからは、ずっとこの代用技です。それぞれ大さじ1を混ぜ合わせ、塩などで味を調えると家族3~4人分の味噌汁ができます。これまで数回、食卓にのせましたが、家族の誰も気づいたことがありません(笑)」

 

調味料をうっかり切らしたときの簡単&節約代用術。ぜひ、お試しあれ。