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「家計をやりくりして貯金の“足し算”でお金を貯めてこれた時代もありましたが、ギリギリまで生活費を詰める節約で疲れた人もかなり増えています。これからは、節約+αで、誰でも簡単にできる“投資の時代”なんです」

 

そう語るのは、1万人の家計再生をさせてきたカリスマFP(ファイナンシャルプランナー)の横山光昭さん。老後の生活資金への不安を抱く人が増加するいま、彼の新刊『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)が注目されている。

 

「夫婦で貯金0円から毎月3,000円の投資を始めて、8年で1,070万円に増えた人もいます。子どもの教育費のために、6年で700万円に増やした人もいるんです」

 

とはいえ、「投資」って、むずかしく、手をつけるのが怖いというイメージがすごくあるのだけれど……。

 

「投資というと何百万円もの大金を運用するイメージがありますが、私がおススメしているのは毎月500円からできる、積立貯金の形で、スタートできるものです」

 

FXやデイトレードなどあらゆる金融商品を試してきたという横山さん。

 

「社会保障、介護・医療不安、そして年金受給額への不安と、貯蓄だけしても、お金の悩みは解決できない時代になりました。相談に来る方も、『投資をしたいけれど、どうしたらいいかわからない』という主婦の方も多かったんです。そこで、私が自分で経験した中で、『これなら主婦の方もできる』という方法を、7〜8年前から伝えはじめました。これまで4,000人が、この投資に成功しています」

 

主婦にもカンタンにできる投資−−。その方法とはどのようなものなのだろうか。

 

「インターネットで証券口座を開いて、月々3,000円で投資をスタートし、『バランス型』の投資信託を買うだけです」

 

でも毎月3,000円でお金は増えるのだろうか。それに証券口座も開いたことがないし、専門用語もわかりません(汗)。

 

「一つずつ説明していきましょう。まず証券口座は、証券会社につくる口座のことです。なぜ3,000円から始めるかというと、これなら無理せず、投資への怖さも感じずに回せる額だからです。少し節約すれば捻出できる金額ですよね。小額からでも“まずスタートする”のが狙い。この方法は、貯金は貯金でそのまま続け、同時に月3,000円からの投資もするというものなんです」

 

横山さんが買うべきと断言する「バランス型」投資信託とはなんなのだろうか。

 

「証券会社の商品にはさまざまな株や債券があります。債券とは、『これだけ投資したら、これだけの利息をつけて毎年支払います』という投資先からの借用証書です。株や債券はたくさんあるので、自分で銘柄を選ぶのは大変ですよね。『バランス型』は、国内の株式や債券、外国の株式や債券が、バランスよくパッケージされた商品のことをいいます。これを一つ買うだけで複数の対象に分散投資することになります。値動き自体も比較的安定しているので、詳しい知識がなくても、安全に投資生活をスタートできる初心者向きなんです」

 

時代に沿った“3,000円からの投資”で資産アップを狙おう!

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