アベノミクスの夏。物価は上がってきているものの、サラリーマンの所得が上がるのは多分ず~と先……。そこへこの猛暑。節約しながら乗り切るには、賢いママががんばるしかない!そこで、節約のエキスパート4人に日用雑貨まわりの、夏の節約術を伝授してもらった。

 

大阪の節約主婦・嘉藤和美さんがまず教えてくれたのは、この時期、においやぬめりが発生しやすい三角コーナーの代用品。「チラシやいらなくなった雑誌の紙で簡単な箱を作って、生ゴミを入れています。これで洗う手間と水道代の節約に。そのまま捨てればいいので楽ですよ」。トイレットペーパーは「ダブルよりシングルのほうが長くて減りが少ない。ダブルだと使いすぎるんです」とのこと。

 

福岡の節約主婦・小松美和さんは、古い電話帳の紙をキッチンペーパーとして使用。揚げ物の油取りや、カレー鍋などの汚れを洗う前の拭き取りにも使える。また、りんごの芯、じゃがいもの皮、大根の切れはしは、シンクのぬめり取りに。「光沢のなくなっていた流し台が、きれいに光ります」

 

スーパーのお肉などが入っている白いトレイは、ほどよい大きさに切れば汚れ落としになるそうだ。「お店で売っている『汚れの落ちる白いスポンジ』と同じような効果があります」。きわめつけは、食べ終わったすいかの皮。ラップにくるんで冷蔵庫へ入れれば、冷却剤になるという。「首の後ろや脇の下を冷やすだけで体がひんやりするので、子供たちがよく使っています。使用後、再び冷蔵庫に入れれば、10回くらいは使えます」(小松さん)

 

ただ、節約節約とそればかり気にしていると、節約ストレスから、その反動で衝動買いに走ることも。節約アドバイザーの武田真由美さんは「情報交換できる節約好きの“同志”を作る」ことをすすめる。「友達と情報交換をしながら支えあう。長続きしますよ。またネットに出ている格安の“まとめ買い商品を、友達とシェアするのも手ですね」

 

ドラッグストアでついお菓子やコスメなど新しいものに手が出てしまう、という人にはファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんがこんなアドバイスを。「アマゾンの“定期おトク便”で定期的に配達してもらうのはいかがでしょう。シャンプー、リンスなどを定期的に買うと10%安くなり、配送料もタダです。重いお水やお米は、とくに楽ですね」

 

花輪さんは加えて、流行の服を買うなら「デパート友の会」に入り、積み立てでお得な商品券と交換することや、結婚式などのパーティー服はレンタルで十分といったことを教えてくれた。

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