休眠口座は銀行だけじゃない!意外に多い「保険特約」の請求漏れ

銀行などで使われないままになっている「休眠口座」が話題になった。その預金残高を国が有効活用しようという案が検討されたが、実現はされない見通し。だが、忘れられている「休眠口座」は銀行だけではない。金融商品である保険にも、もらえるはずの保険金を請求していないため「休眠口座」のようになっているケースが少なくないという。経済ジャーナリストの荻原博子さんは言う。


「保険のなかでも忘れがちなのが、特約の請求漏れ。たとえば死亡保険に入院給付金や通院給付金といった特約が付いているのに、請求を忘れているケースがあります。これくらいの治療ではもらえないだろう……と思っていても、最近では日帰り入院から給付金がもらえたり、入院なしの手術や通院でももらえる特約がありますから、確認してほしいですね」

7年ほど前、保険会社の「保険金不払い問題」が報じられたとき、いちばん多かったのが特約の支払いに関するものだった。保険は基本的に、請求しなければお金はもらえない。治療中はバタバタしていて給付金の請求を後回しにしたままという人は「ぜひチェックを」と荻原さん。

意外に思えるのだが、死亡保険金の請求漏れもあるようだ。「たとえば自分の両親が加入していた保険会社がわからず、請求できないままになっているケースがあります。いざというとき、スムースに手続きできるようにするためにも、一度家族が加入している保険を整理してみるといいでしょう」(荻原さん)

特に見逃されやすいのは、損害保険に関するものだという。「たとえば火災保険でも、マンション内でケガをしたら保険金がもらえる特約が付いているものがあります。また、積立型の自動車保険など、お金を積み立てている損害保険も自分で請求しないまま、もらえるお金が放ったらかしになっている可能性がありますよ」(荻原さん)

保険の時効は一般的に3年。だが保険は信用商売、最近では時効を過ぎても支払ってくれる会社も多いという。今一度、入っている保険の特約を確認してみては!?

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