ついに決定した消費税UP!上がる前に「買っていいモノ悪いモノ」
8月10日、社会保障・税一体改革法案が参議院本会議で成立。消費税アップが正式に決定した。今回の法案では、消費税はまず’14年4月、現行の5%から8%へ引き上げられ、翌’15年10月には、さらに10%に引き上げられる。’97年、それまで3%だった税率が5%に上がって以来の税率上昇だ。
もちろん、家計へのダメージは計り知れないものに。それでは実際に消費税が上がる前、今のうち本当に買っておくべきものは何か?そこで、節約アドバイザーの和田由貴さんに『買っていいモノ悪いモノ』を聞いてみた。
【マイホーム】
「もともと買う予定があったのであれば、もちろん買ったほうがいいとは思いますが……。マイホームを購入する際には消費税以外のさまざまな税金がかかります。また、建物の購入には消費税がかかりますが、土地の購入にはかからないなどの特徴も。消費税増税前という点だけに照準を合わせるのは少し危険な気がします」
【自動車】
「こちらも、もし買い換えなどの予定があるなら増税前でエコカー減税のある、いまのうちに買ったほうがお得だと思います。ただ今後、エコカー減税がなくなり消費税も上がるとなると、自動車産業の急激な落ち込みが予想できますよね。そうならないよう、減税の復活や車体の値下げなどがあるのでは」
【家電】
「家電は、もともと価格変動の激しい商品です。つまり、増税後に値下げされる可能性も十分に考えられます。また、ポイントなどでその分をカバーできるようになるかもしれません。大切なのは『増税前だから』とお店にあおられず、あせらないこと。税込み価格で販売する小売業者のなかには、消費税が8%、10%になることを見越して価格をつけているところもあります。そして増税後に『うちは値上げしません』と宣伝するんです。真に受けて『お得だ』と考えないようにしましょう」
【教育関係商品】
「学習机やランドセルなど、型落ちなど気にしない方で確実に必要なものであれば購入しておいてもいいでしょう」
【日用品】
「トイレットペーパーやノートなどの安い品は、増税後との差額も知れていますよね。安いうちにたくさん買っておくという方と、必要な分を必要なだけ買ってやりくりする方とでは、じつは使っているお金はそれほど変わらない、ということがあるんです」
増税という言葉に踊らされて、ムダ遣いをすることがいちばん損することになるようだ。