「大掃除」でチェックしたい“平成の汚れ”がたまるポイント3

「大掃除は年末にするものと思い込んでいませんか? でも実は、年度末に当たる春先のほうが大掃除のメリットは断然大きいんです。たまった不用品の処分、汚れの落としやすさなどを考えると、大掃除にもっとも適した季節は春といえます」

 

こう話すのは、All About家事・掃除・子育てガイドの藤原千秋さん。年末は時間が足りず十分な大掃除ができなかったり、インフルエンザで寝込んで掃除どころではなかった、なんて人も多いはず。そんな人にとって、春は気になっていた汚れを一掃するチャンスといえそうだ。

 

「さらに今年は平成最後という節目の年。家の中を総ざらいして、気持ちを新たにする絶好の機会となるでしょう」

 

春の大掃除で重点的に攻めたいのは、毎年の大掃除の“積み残し”ポイント。「高いところ」「水回り」「家の外」の3つだ。平成にたまった汚れを徹底的に掃除しよう。

 

■「高いところ」

 

家の中の高い場所といえば、天袋、エアコン、カーテンレール、照明器具の上。これらの場所には大掃除で「見て見ぬふり」してきたホコリが積もりがち。また天袋など奥行きがある収納には、使わなくなって久しい思い出の品や、独立した子どもの持ち物などが眠っていることが多いので、捨てるものの分別を。

 

「どの家庭でも見落とされがちなのが、背の届かない高い場所の掃除。ホコリ掃除のほか、戸棚の最上段にしまい込んだものもこの際に整理し、不要なものは処分を。たとえば、キッチンのつり戸棚の最上段に、ポリプロピレン製の保存容器をため込んでいませんか? こうした容器はきちんと洗ったつもりでも、長期間置くと食品による色やニオイが目立つようになります。フタを開けてみて使うのにちゅうちょするようなら、思い切って捨てるのもアリです。また、かがまないと手が届かない低い棚の奥も、使わなくなったものが詰め込まれがちなので要チェック」(藤原さん・以下同)

 

■「水回り」

 

暖かくなると目立ちはじめるのが、水回りのぬめりやカビの増殖。気温が上昇しはじめるこの時期に掃除を徹底すれば、その後の悩みを軽減できる。洗濯機の後ろなど、ふだん手をつけない場所のホコリ掃除や、追い炊き式の風呂釜や洗濯槽の手入れまで念入りに。

 

「年末に冷蔵庫の大掃除をできなかった人は、春先までがラストチャンス。気温が上がってからだと、冷蔵庫の食品を外に出したときに傷みやすくなるので心配です。また、意外とカビが生えやすい製氷機の掃除もこの時期に。ゴールデンウイークあたりから氷の消費が増えるので、その前に清潔にしておくと◎」

 

■「家の外」

 

寒さが緩めば、長時間外に出て行う掃除にも抵抗がなくなる。手入れのポイントは、窓の外側、玄関のドアや玄関ポーチのタイル、エアコンの室外機。

 

「暖かくなるとアリやワラジムシが出てくるので、鉢植えや植栽のある家は枯れたものを春先のうちに処分しておきましょう。車庫や物置の不用品も片付ければ、スッキリと春を過ごせます」

 

積雪量の多いエリアでは、頃合いを見て防風・防雪シートを外して。

 

「家の外の掃除をする際には、放置しがちな雨どいのメンテナンスも忘れずに。軒どいの水を集めて下に流す集水器付近にはとくにゴミがたまりやすいので念を入れて取り除き、ヒビや穴があれば市販の補修用テープを巻きつけて補修しておきましょう」