冷蔵庫エアコンは10年前後 知っておきたい家電寿命の目安
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■自宅にほしい便利家電

 

【掃除機(ハンディタイプ)】寿命:11~13年目/長持ちさせるためのワンポイント:汚れやほこりをためたままにしない。バッテリーを交換するだけで寿命アップに。

 

【掃除機(ロボットタイプ)】寿命:10~12年目/長持ちさせるためのワンポイント:汚れやほこりをためたままにしない。バッテリーを交換するだけで寿命アップに。

 

【加湿器】寿命:4~5年目/長持ちさせるためのワンポイント:かびや汚れが“寿命”に。安いものもあるので、1年に1回買い換えてもOK。

 

【加湿器付き空気清浄機】寿命:7~9年目/長持ちさせるためのワンポイント:定期的なフィルター交換&清掃で寿命が延びる。

 

【食洗機(ビルトイン)】寿命:9~10年目/長持ちさせるためのワンポイント:水漏れ防止のパッキンはこまめに掃除する。食器類にひどい油汚れがある場合は軽く拭きとってから入れよう。

 

【食洗機(卓上)】寿命:8~9年目/長持ちさせるためのワンポイント:水漏れ防止のパッキンはこまめに掃除する。食器類にひどい油汚れがある場合は軽く拭きとってから入れよう。

 

■情報家電

 

【パソコン】寿命:4~6年目/長持ちさせるためのワンポイント:サポート終了もあり、ソフトが対応しないことで、使い勝手が落ちる。

 

【スマートフォン】寿命:3~4年目/長持ちさせるためのワンポイント:使用頻度が高いとバッテリーが消耗してしまう。

 

※「寿命」はあくまで目安であり、製品の種類や使い方によって大きく前後します。

 

実は、家電“故障クラスター”が今年、大量発生する可能性が高いという。

 

「’09年から’11年にかけて、テレビやエアコン、冷蔵庫を省エネ性能の高い製品に買い換えるとポイントがつく『家電エコポイント制度』が実施され、家電を買い換えた人が多くいました。’11年にアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に移行するタイミングも重なりテレビも大量に売れました。そのときに買い換えた家電がちょうど10年を迎えるのです」(コヤマさん・以下同)

 

まず注意すべきなのは冷蔵庫だという。

 

「故障した場合、食品すべてがダメになってしまいます。さらに、ほかの家電なら買い換えて1週間後に届くといわれてもなんとか耐えられますが、冷蔵庫は急を要します。じっくり検討できず、在庫がある製品を買わざるをえなくなることが多い。冷蔵庫の音が大きくなったら寿命が近づいてきたサインかもしれません」

 

寿命を少しでも延ばすには、冷蔵庫の心臓部であるコンプレッサーに負担をかけないようにする必要がある。そのためには、開閉回数を少なくし、詰め込みすぎないようにすること。洗濯機が壊れた場合も、不便が多い。

 

「乾燥機能がない洗濯のみのタテ型洗濯機は、比較的シンプルな構造なので、10年を過ぎても頑張っている場合は少なくないです。しかし、ドラム式洗濯機は、乾燥機能や安全装置などで高機能になっているぶん、故障が多くなり耐用年数が短くなってしまう。洗濯機の買い換え費用も高額になります。フィルターをこまめに掃除して、できるだけ寿命を延ばしたほうがいいでしょう」

 

このコロナ禍で、“ヘビロテ”されている家電にも注意しよう。

 

「巣ごもり需要で内食が増加したことで電子レンジを活用している人も少なくありません。電子レンジは使った回数で寿命がきます。1分温めても10秒温めても同じ1回。数十秒の“ちょい温め”を何度も繰り返していると、その分、耐用年数が短くなってしまうのです」

 

コロナ禍で需要が伸びた加湿器は構造自体がシンプルなので4~5年は使い続けられるが……。

 

「加湿器は、かびが発生しやすく、汚れもつきやすい。安いものも増えているので、1年ごとに買い換えてもいいかもしれません」

 

最後に、コヤマさんはこうアドバイスをくれた。

 

「それぞれの家電の寿命を把握して、計画的に買い換えていくことも大切です。そのために、私は500円玉貯金をして、それを家電買い換え費用として確保しています」

 

「女性自身」2021年3月16日号 掲載

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