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今国会での成立に向けて与野党が準備していた、LGBTといった性的少数者に対する理解増進に向けた法案。それについて5月20日、自民党が審査を行った。しかし、“LGBT理解”をテーマにしたその会で驚きの意見が飛び交ったようだ。

 

修正協議によって新たに「性的指向や性自認を理由とする差別は許されない」という文言が追加されることとなった同案。しかし『日テレNEWS24』によると、出席者からこんな声が上がったという。

 

「『許されない』と明記されることで、権利を主張する人が出て、裁判をあちこちで起こす」「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」

 

また『TBS NEWS』によると、会場は法案に反対する議員が大勢を占めており、なかには「道徳的にLGBTは認められない」と話す出席者もいたという。

 

「権利を主張するから」と“差別は許されない”との一節に難色を示す。そして「種の保存に背いている」といい、「道徳的でない」とも決めつけるーー。

 

ネットでは、「自民党は性的少数者への差別をよしとするのか」と疑問視する声が上がっている。

 

《「差別は許されない」と言うかどうかのレベルで自分の国が止まっていること、本当にがっかりします》
《差別は許されない社会を許さない議員、いったい何のために存在しているのか》
《差別の温床は自民党内部にあったのですね》
《場合によっては差別しても大丈夫ですよとか言って欲しいの?》

 

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