116に発生した、アルジェリア人質殺害事件。プラント建設会社『日揮』の社員や関連会社職員が人質となり、日本人は17人中10人が犠牲となる結果に。25日早朝、生存者7人と犠牲者9人の遺体を乗せた政府専用機が羽田に到着したが、遺族たちには慟哭の「家族再会」となった。

今回、事件の発生が報道されたあと、家族の無事を祈り続けた遺族たちには、日揮からも日本政府からも詳細を伝えられず、錯綜する情報に振り回されたという。なぜ正確な情報が伝えられなかったのか?社会部記者は言う。

「日揮としても政府としても、現場の実態をつかみかねていたこともあります。しかし”はっきりしたことは不明”の一点張りでした。『死亡した状況すらまだ聞かされていない』と、情報提供の少なさなど、対応に不満を口にされていたご遺族いらっしゃいます」

また、ある外務省関係者はこう言う。

「今回輸送されてきた遺体については、事前に現地から『遺体の多くは原形をとどめていない』と報告がなされていたそうです。死因はテロリストではなくアルジェリア政府軍の攻撃によるものとの報道もありました。政府や日揮現地の詳しい情報を遺族に出さないのは、あまりに凄惨な現場だったためと、死因がテロリストによる攻撃とは言い切れないため、という事情もあります」

アルジェリアの首都アルジェに設置された遺体安置所は、どんな様子だったのか、外務省関係者

「身元が判明している人たちと不明な人たちとで分けられていて、遺体は白いジッパの付いたビニールの袋に入れられていました。無造作に並べられた遺体と対面した、日本から駆け付けた関係者たちは一様に涙を流していました……」

遺族たちの無念と怒りが静まる日はまだ遠い――。

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