「今回の投票率は、よくても50%台半ばが予想されます。そうなると支持母体がしっかりしていて組織力のある候補者が有利となります。そのため無党派層への知名度が当落のカギとなる、いわゆる“タレント候補”にとっては、厳しい戦いとなりそうです」

 

7月の参院選の見通しをこう語るのは、政治評論家の小林吉弥さん。前哨戦の東京都議選も終わり、風向きは自民党に有利に見えるが……。

 

「参院選を前にして、自民党としてはいわゆる“タレント候補”は可能な限り少なくしていこうという方針でした」と話すのは、政治評論家の有馬晴海さん。今回、タレント候補には自民党が乗り気ではなかったという。

 

「それは3年前の参院選で、中畑清、岡崎友紀、岡部まり、堀内恒夫、庄野真代、池谷幸雄ら、たくさんの有名人候補者が立候補したにもかかわらず、十分に票が取れなかったことが影響しています。ただ有名人だからというだけで、直接投票に影響しないことが明白になってきたからです」(有馬さん)

 

それでも、自民党は東京プリンの伊藤洋介(49)や格闘家の佐竹雅昭(47)、渡邉美樹・ワタミ会長(53)ら5人を擁立。優位に選挙戦を進めている。

 

「ほかの党を見渡してみても、“これっ!”といった大物候補はいませんし、大方の見方どおり、自民党の“ひとり勝ち”という結果になるでしょう」(有馬さん)

 

そんな自民党優勢のなかにあって、今回の選挙で“台風の目”になりそうなのが、日本維新の会から出馬するアントニオ猪木(70)だ。有馬さんは猪木出馬についてこう見ている。

 

「あの神取忍元議員も10万票を超える得票数を獲得するのですから、プロレスラー人気は本当に侮れない。今回もかなりの得票を獲得するでしょう。しかし、過去の人気に頼らざるをえない維新は、本当に苦しいですね」

 

“タレント候補”たちの当落。知名度を生かした集票で当選するのは誰なのか?

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