「リユースショップは現在、国内に約1万2千店ほどあり、この10年間で2倍ほどに急増しています。長く続くデフレ不況により、リユースショップに家庭の不用品を売りにくる主婦の方やご家族連れが増えています」

 

そう語るのは、船井総合研究所の上席コンサルタント・福本晃さん。多くのリユースショップのコンサルティングを担うエキスパートが、リユースショップに売る利点を教えてくれた。

 

「いらないものをすぐに査定してその場で引き取ってくれるので、家を片付けたい方にはピッタリです。宅配出張サービスのある店が多いのもポイントですね。大きな家具や家電、大量の不用品がある場合も引き取りにきてくれますから。春先や秋口の引っ越しシーズン、年末の大掃除の時期には、利用者が増える傾向にあります」

 

売りに行くのは、客の集中しがちな土日の13〜17時は避けて。平日に行くか、土日なら17時以降だと査定時間を短縮できる。福本さんはリユースショップで高く売るための4原則として次を挙げる。

 

一、買取り強化中のものをチェック

一、なるべく新しいもの(購入日から3年以内)

一、衣類は選択し、ほつれや汚れ・シミがないものを

一、シーズン前に売る(今の季節なら秋物)

 

また、あらゆる商品を取り扱う総合リユースショップが多い中、注目すべきは専門性のあるコンセプト型ショップだ。

 

「高値で売りたいなら、ある分野を専門的に取り扱う店がおススメです。ハイブランドを取り扱う店は今までもありましたが、シャネルだけ、エルメスだけなど、ブランドごとの専門店もあります。毛皮、世界のコイン、人気ブランドのブーツ、フィギュア、人形などマニアや愛好家がいるような商品なら、目利きのスタッフがかなりの高額で査定してくれます」

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