47都道府県、お金の稼ぎ方、使い方、貯め方にもそれぞれの気候風土や歴史が作り上げた何かが表れるようで……。そんな県民の金銭感覚をクイズ形式で出題!わが県は浪費家?それともシワい? 

 

さて、次の5つは、いったいどの都道府県の一般的な金銭感覚でしょう?

 

 

【問1】金銭にはたいへんシビアで、ムダ遣いなんて論外です。お金は基本的に貯め、リスクを取るのは大嫌い。不動産、車、ブランド品など、評価の定まった確実なものにしか投資しません。あと、おまけが大好きです。

 

【問2】新しモノ好きでけっこうミーハー、かつ熱しやすいので、ついつい衝動買いをしてしまいがち。財布のヒモはゆるいほうかも。こんな気質なので、新製品のテスト販売県として知られています。最近では、日本でいちばん、食洗機が普及しているとか。

 

【問3】人口に対して自家用車の保有台数が多く、ディーラーの間では「新車は○○で売れ」といわれているとか。競輪、競艇、オートレース、競馬と公営ギャンブル場が充実していたため「ギャンブル好き」とされていますが、近年の実情はちょっと違うかも……。

 

【問4】女性は特に働き者で質素倹約に努めるといわれており、ある国民的テレビドラマの主人公もこの県の出身です。その堅実さゆえ、美人が多いはずのお隣の県からでさえ「嫁をもらうなら○○からもらえ」と言われているほどです。

 

【問5】金銭には細かいのですが、世間体が悪いので、お隣の県民のようにあからさまに値切ることは嫌いです。それゆえ、ムダ遣いを徹底的に減らした結果、「合理的なケチ」といわれるようになりました。

 

クイズの答えは次の通り。

 

【答1】愛知県。慎重でムダを徹底的に嫌う県民性だからこそ、「無借金経営」「カンバン方式」のトヨタを生んだといえる愛知県。名古屋嬢のブランド好きは全国的にも有名。また、喫茶店のモーニングにさまざまな「おまけ」がつくことでも知られる。

 

【答2】広島県。新しモノ好きで開拓精神に富む広島県は、新商品のテスト販売県に適しているのだとか。「全国消費実態調査」(平成21年)によると、2人以上の千世帯あたりの食洗機保有数が436台で全国最多。

 

【答3】群馬県。「群馬=ギャンブル好き」のイメージは、江戸時代に上州でばくちがさかんだったことと、4つの公営ギャンブル場がそろっていたことでできあがった(ウインズ高崎は’14年7月31日で営業終了)。自家用車の100世帯あたりの保有台数は、福井、富山に続き第3位(2013年3月日本自動車工業会調べ)。

 

【答4】山形県。テレビドラマ『おしん』の主人公の出身県。忍耐強く勤勉であることから、隣の秋田県(金銭に関してはどんぶり勘定とされる)では、家計をきちんと切り盛りする観点から「嫁をもらうなら山形から」といわれている。

 

【答5】京都府。「千年の都」に暮らす京都人はプライドが高く世間体を重視するため、関西人にもかかわらず値切らないといわれる。しかし、金銭にはシビアで、表向きは「雅(みやび)」に体面を保ちつつ、人からみえないところでは徹底してムダを省く。

関連カテゴリー:
関連タグ: