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次世代を担う前途有望な若者たちのことを、「ジェネレーションZ」と呼ぶそうだ。彼らは10年後、どんな活躍を私たちに見せてくれるのだろうか−−。

 

「’11年、僕が中学2年で立ち上げた学生団体『GNEX』には『既存のシステムを捨てて、よりよいものに変えていこう』という意味があります」

 

学生団体から、現在は株式会社となった「GNEX」。学生を対象にしたクラウドファンディングサービスを展開してきたが、今春から新たな事業に乗り出す。その代表取締役CEOが三上洋一郎くん(18)だ。

 

彼が起業を意識し始めたのは、’11年8月。ビジネスプランコンテストに、旅行者と空き室をマッチングするプランを出展し、審査員特別賞を受賞。500万円の出資確約を手にしたことがきっかけだった。

 

「当時、13歳で表計算ソフトも使えず、携帯電話も持たず、月のお小遣いは3千円でした。15歳になるまで、日本は登記できないので、投資家の方にファイナンスなど企業経営のすべてをゼロから教えていただき、’13年に法人化しました」

 

’14年には、高校中退を決心。投資してくれる人や会社の人間も増え、そちらに対する責任を考えたとき、高校へ通っていることはもったいないと考えたのだ。同年9月には、大学受験資格を取得した。

 

「今後は大学の入試環境や、採用環境における問題を改革するシステムを作りたいと思っています。個人が学業成績のみで判断されるのではなく、ほかにも数年間にわたる有意義な課外活動などがある場合、それらも含め総合的に評価できるデータバンクがあればいいなと考えています」

 

彼自身も、4月から慶應義塾大学総合政策学部に入学する。若くしてCEOを務める彼の、10年後の夢は……。

 

「難しいな〜。15歳のとき『20年後、投資家になる』という目標を持ちました。今後、人口が半減していく日本で、世界を変える人材が出てくることを信じて、それらに投資したい。自分も事業家として、日本がより豊かな社会へ向かう基盤となり、安定した経済・産業の成長に貢献する事業体を作っていきたいと思います」