「2回目より強い倦怠感と腕の痛み」医療従事者が語るワクチン3回目副反応の症状と対策
画像を見る 【グラフ】ファイザー製ワクチン-副反応の発生率

 

■3回目接種で、初めて発熱・倦怠感が出た人も

 

なかには、1、2回目とも副反応がみられなかったにもかかわらず、3回目で初めて症状が現れたという人もいる。

 

「3回目接種の翌日に、37.2度の微熱が出ました。1、2回目の副反応は特になかったのですが、今回は倦怠感もありました」(54歳女性・看護師)

 

3回目接種後の副反応と対処法について、岩田副院長は次のように話す。

 

「ワクチンの副反応については個人差があるので、2回目で副反応が出なかった人でも、3回目接種後に出る可能性は十分に考えられます。解熱鎮痛剤を用意しておくことや、翌日は仕事を休めるよう事前の配慮を行っておくことをおすすめします」(岩田副院長・以下同)

 

強い副反応が現れることもある3回目接種だが、それを考慮しても、打つことによって得られるメリットは大きいという。

 

「2回目のワクチン接種によって得られた抗体価は、接種から約3週間後にピークを迎え、それ以降は時間がたつにつれて下がっていくことがわかっています。3回目のワクチン接種で、抗体価を再び感染予防に十分な水準まで高められます」

 

横浜市立大学附属病院・先端医科学研究センターの研究では、抗体価は2回目接種6カ月後にはピーク時と比較して約90%も減少するという研究結果が示されている。

 

しかし、ワクチンを2回打てば重症化を予防する効果は得られるとの報道もあるが……。

 

「たしかに、2回接種で重症化はある程度防ぐことができます。しかし、デルタ株の5倍とされるオミクロン株の感染力はけっして看過できません。感染者が5倍に増えれば、それに比例して重症化する人も増え、医療現場のひっ迫につながってしまう恐れがあるためです」

 

デルタ株が広がった第5波でも、病院で治療を受けられず、自宅療養中に患者が亡くなってしまうケースが多くあった。

 

また、自分だけでなく、まわりにいる高齢者など大切な人を守るためにも、3回目の接種をするべきだと岩田副院長は話す。

 

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