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「自分だけのダイエット・ノートを作り、毎日記録し眺めるだけで、見る見るやせていきます。とくに運動は必要なし。肝心なのは、自分と向き合い、ノートの記録をもとに、自己管理する習慣をつけることです」

 

こう話すのは、ダイエットアカデミー代表の上野啓樹さん。上野さんは、ミス・ユニバース・ジャパン福岡、福島、長崎大会の講師を歴任し、’14年に辻恵子、’15年には宮本エリアナを日本一に導いた実績の持ち主だ。彼女たちも実践したというメソッドをまとめた著書『90日間で10kg減!書きこむだけで未来が変わる自己管理ノート』(宝島社)が4月に発売され、話題を呼んでいる。

 

「太っている人は、自分が『太った』という結果ばかりに気を取られ、太った原因に目を向けていないことがほとんど。このノートでは、体重だけでなく、起床・就寝時間から食事の内容まで、毎日の行動を細かに記録しながら、自分を振り返ることを重視しています・客観的に自分を見つめることで、太る原因の生活習慣が少しずつ改善され、自然と体重が落ちていくんです。人間の体は約3カ月で細胞が入れ替わるといわれています。ですから、ノートを書き続けて90日後には、どなたでも効果を実感できるはず」

 

上野さんが主宰するダイエットアカデミーでは、これまで1,600人以上がこのダイエット・ノートを実践し、99%の人が目標を達成。さっそく上野さんに、ダイエットを成功させるためのノート記録の秘訣を聞いた。

 

「まず、日々の記録の前に、ノートの1ページ目に『90日後の理想の私』と題して、ダイエットの目標体重と目的を記入します。目標体重は、小数点単位で具体的に決めること。同じ48キロでも、48.9キロと48.0ではまったく意味合いが違いますから。そして、何のためにやせるのか目的を明確にします。ダイエットに成功して何をしたいのか、想像してみましょう。たとえば、夏休みの旅行に向けてやせたいなら、何日からどこへ行くのか、誰と行くのか、どんな服や水着を着たいのかなど、できるだけ具体的に、『~する』という断定表現で書いてください。期限や状況を明確にすることで、あなたのイメージが単なる“夢”ではなく、これから実現する“予定”に変わります。目標や目的を明確にしないと行動も曖昧になり、その結果『今年の夏は間に合わなかったから、来年の夏までにがんばろう』と、途中で挫折してしまいます」

 

目標と目的を記入したら、次は現在のサイズ計測。体重、体脂肪率、バスト、ウエスト、ヒップ、二の腕、太もも、ふくらはぎのサイズを測り、ノートの2ページ目に記入する。体重と体脂肪率は毎日、それ以外は1カ月ごとに計測しよう。どれだけ体形が変わったか実感でき、モチベーションアップにつながる。

 

「日々の体重は増えたり減ったりを繰り返し、まっすぐには下降しないのが現実です。ですから、増えた減ったと、1日ごとに一喜一憂するのではなく、1週間の平均体重を計算し、週単位で比較したうえで、1カ月の成果を確認しましょう」

 

ノートはパソコンやスマホではなく、必ず手書きで書き込む。脳と筋肉は連動しており、目標を文字で書くことで、それが脳に刻み込まれるからだ。

 

「毎日守ってほしいのが、ノートを枕元に置き、朝起きてすぐと、寝る前に見ることです。とくに1ページ目の目標と目的は必ず眺めてください。人間の意識の90%は無意識で、そこに目標を刷りこむと、自然と心と体が目標達成に向かって動きだすからです。寝坊した日は、5秒でもOK。行動をゼロにしないことが肝心です。また、ノートはいつも持ち歩き、暇があれば眺めてみて。スマホを触る前にまずはノートを見るクセをつけるといいですね」

 

今日から始めて、今度こそスタイルアップした自分に変身しよう!

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