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「単なる“瞬間的流行”ではなく、永遠に使える最高の組み合わせだと思いますよ」

 

最近ひそかなブームになっている塩バナナについてこう評価する、料理研究家の高木ゑみさんにその理由を聞いた。

 

「まず作り方がとても簡単。輪切りにしたバナナに塩をまぶして凍らせるだけですから。輪切りにしておけば調理もしやすいですし、あらかじめ塩をまぶすことで味も浸透します。なによりもっちりとした食感がたまりません」

 

うれしいことに、夏場のむくみ対策にも効果があるとか。

 

「とくに夏場は体が水分と塩分を欲しますが、むくみにもつながりますよね。でもバナナに含まれるカリウムにはむくみ解消効果がありますから、塩とカリウムでプラスマイナスゼロ。むくまずに塩分補給ができるんです」

 

さらに、ダイエット中には砂糖代わりに使うことも。

 

「塩をかけることで甘味が増しますから、砂糖の代わりにもなります。砂糖より健康的で、栄養価も高いからダイエットにはもってこいです」

 

パンケーキなどは、塩バナナをトッピングすれば、砂糖なしでも甘味が感じられるようになる。スイーツとの相性だけでなく、ココナツミルク、ナンプラー、スイートチリソース、カレー粉といった調味料との相性も抜群だという。

 

「じつは塩バナナはカレーにも合うんですよ。ボリュームが出るので、その分お米を減らせばダイエット効果も期待できますし、辛味をおさえる効果もあるのでお子さんにもピッタリだと思います。ほかにも、酸味のある料理やお肉との組み合わせもいいんです。酢豚にパイナップルを入れるような感覚で、酸味のある料理の隠し味に使うのがおすすめ。お肉ならさっぱりした鶏肉と合わせたいですね」

 

加熱時に水分が一気に出るので、ほかの食材とのなじみもよく、時短料理にも活用できるという塩バナナ。この夏の一発屋で終わらせず、冷凍庫の常備菜に加えてみては?

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