どんなことが起きる?どんな対処法がある?更年期の症状と対策
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■更年期のセルフケア&治療

 

<閉経前45歳ごろ>

エストロゲンの減少が始まり、不調を感じ始めるころ。理由がわからず1人で悩む人も多い。

 

【月経周期を把握】

月経の遅れ、乱れなど、日ごろから自分の月経周期をメモして把握しておくとよい。

 

【不快・不調を自覚】

なんとなく不快、どうしようもなくだるい……。不快感、苦痛を感じる箇所や思い当たる原因がないか、振り返ってみる。

 

【ストレスのもとを探る】

子の巣立ち、親の介護がスタート、夫との関係の変化、家計の問題と、ライフステージが変化しやすい時期。ストレスの原因がどこにあるのか探り、生活環境を見直す。

 

<閉経のころ50歳前後>

心身ともに不調がピークに達し、本格的に病院にかかる人が増える。

 

【更年期外来を受診】

最近は、更年期外来も増えているので、症状があれば、まずは更年期治療を専門に扱っているクリニックへ。エストロゲンの分泌が減っていないのに症状がある場合には、ほかの疾患も考えられる。

 

【更年期治療を受ける】

更年期の専門医に、自分の体と心の状態を打ち明けよう。カウンセリングを受けて、医師とともに、更年期を乗り越えるために自分に合った治療法を選ぼう。

 

⇒ホルモン補充療法

ほてり、発汗、イライラ、動悸など女性ホルモンであるエストロゲンの減少が原因の不快症状には、ホルモン補充療法が現在ではもっとも効果的な治療。適切に使用すれば心身が若返り、不快な症状を軽減でき、QOLを改善することができる。ただし、乳がん、子宮体がん、血栓症などの疾患がある場合は使用できないので、治療前には検査が必要。

 

⇒漢方薬

生薬の組み合わせで体調を整える。自分の体質に合わせて生薬を選ぶので専門医に処方してもらおう。桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、加味逍遙散、補中益気湯など。

 

【話せる人を見つける】

1人で抱えこまず、できるなら家族や信頼できる友人に話をしたり、更年期外来の先生に、今の状況を相談してみる。

 

<閉経後55歳ごろ>

エストロゲンの分泌量が完全に低下。さまざまな病気のリスクが増える時期。

 

【深呼吸】

静かに座って目を閉じて深呼吸をし、自律神経を整えよう。

 

【香りを取り入れる】

植物由来のアロマオイルの香りで、感情や自律神経を落ち着かせる。

 

【体を動かす】

エストロゲンが減少すると骨粗しょう症になりやすいので、治療と並行して、エクササイズやランニングなど適度に体を動かすことが大切。

 

【食事療法】

治療をしながら、日ごろの食事も天然の女性ホルモンと似た「イソフラボン」を含む大豆製品をしっかり食べる。野菜、青魚、海藻類、きのこ、など栄養バランスにも気をつける。

 

【楽しめる趣味を持つ】

没頭できたり、気分転換ができる趣味を持つことでストレスを発散させる。

 

【PROFILE】

宮沢あゆみ先生

「あゆみクリニック」院長。婦人科・内科・思春期外来・更年期外来など女性の健康全般に関する診療を行う

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