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5年前の東日本大震災では、数多くのペットも被災した。しかし、避難所へペットを連れて行くことができず、困窮した飼い主も多かったという。

 

4月20日に発売される「LEONIMAL リュック型ペットキャリー GRAMP」は、ケージが内蔵されたキャリーバッグ。災害が発生した際、避難所への移動からそこでのスペース確保までが、このバッグひとつで可能になる。商品を監修したのは、被災地でたくさんの動物と飼い主を見てきた、NPO法人アナイスの平井潤子さん。

 

「ねこは、キャリーに入れて避難しても、何日もその中で生活することは困難です。そこで、せめて数日は飼い主と生活できるよう、また飼い主の不安な気持ちを少しでも緩和できるよう、さまざまな工夫をしています」(平井さん)

 

このキャリーのいちばんのポイントは、中の空間を広げられること。トイレの設置もできる。ほかにも給水口や目隠しシートなども用意されている。デザインを担当したのは、設計事務所imaの小林恭さんと小林マナさん。2人もねこと暮らしており、災害を機に動物保護のボランティアを始めた。

 

「底面と背面には、ペットシーツやフードが入るような収納スペースを、両サイドには出し入れしやすいポケットをつけました」(小林恭さん)

 

日ごろから部屋に置けるようなデザインも、ポイントのひとつ。

 

「日常でも、ペットが心地よく過ごせます。通院や行楽にも使える、頼もしいバッグです」(平井さん)

 

いざというときのために、ふだんから使ってキャリーになれさせておこう!

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