「1回使ったら洗濯すべき?」「理想の干し方は?」プロが教えるバスタオルの“正しい”ニオイ&汚れ対策
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■「酸素系漂白剤と洗剤」の合わせ技で頑固なニオイを退治

 

洗ってもニオイが取れない場合はどうすればよいだろうか? 大貫さんのおすすめは、「酸素系漂白剤と洗剤を使用したつけ置き洗い」だという。

 

【1】濃い目の洗剤液をつくる

「洗濯おけに衣類の浸る程度(5L程度)のぬるま湯(40℃)を入れ、洗濯機で洗濯するときの水量30L分の洗剤を入れます。超コンパクト洗剤の場合10mlが目安。洗剤は抗菌効果や除菌効果のある洗剤を使用しましょう」

 

【2】さらに液体酸素系漂白剤を入れる

「商品の使用量の目安に従って、漂白剤を入れます。濃縮タイプの液体酸素系漂白剤の場合、50mlが目安。なお、洗剤や漂白剤を使うときは、手荒れを防ぐために、ゴム手袋を使用しましょう」

 

【3】タオルを入れて、つけおきする

「洗剤液にしっかりと浸し、30分~2時間程度、つけおきをしましょう」

 

【4】洗剤液ごと、洗濯機で洗う

「縦型洗濯機の場合、水気を切らずに、そのまま洗剤液ごと洗濯機に流し込み、洗濯機をまわします。ドラム式洗濯機の場合は、タオルを軽く絞って洗濯機に入れて、洗濯します。消臭効果のある柔軟剤を使用すると、さらに効果的です」

 

本誌アンケートでは「毎日洗うと生地が悪くなる」など、衛生面以外の理由で毎回洗濯できない人もいた。大貫さんは「汚れは時間とともに落ちにくくなります。毎日お洗濯できない家庭も多いと思いますので、こまめにお洗濯することを心がけましょう」と呼びかけた上で、洗濯できない時の保管方法について「菌の増殖を抑えるために、乾燥させておくことが必要です」と強調する。

 

お洗濯マイスターの技を使って、ニオイや菌を撃退してみよう!

 

【教えてくれたのは…】

お洗濯マイスター・大貫和泉さん

消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士、健康予防管理専門士。洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。2児の母親としての経験と研究活動を融合し、主婦・母親・女性目線で日々のお洗濯に役立つ情報を発信している。

出典元:

WEB女性自身

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