ゆうちょ“定期貯金”457億円が消失…再確認したい「休眠口座」ルール
画像を見る 郵政公社時代に作った定期貯金に注意!(写真:PIXTA)

 

■なくなった銀行の口座も生きているかも

 

昔、口座を作った記憶はあるが、通帳もキャッシュカードもない場合はどうすればいいの?

 

「ゆうちょ銀行の場合、口座の有無を調べる『現存調査』があり、印鑑と本人確認書類を持って窓口で指定の書類に記入して提出すれば、後日結果を教えてくれます。銀行でも、自分の口座があると思われる金融機関の窓口に相談してみてください。準備する書類や手順など教えてくれます。ただし、休眠預金になっていた場合、確認作業に1カ月程度かかることもあります」

 

もともと口座を作った銀行が合併や吸収などで、なくなっていた場合はどうするのだろう。

 

「その銀行を引き継いだ現在の金融機関に問い合わせます。また、仮に休眠預金があるのが、地方銀行などで、窓口が遠方の場合、電話で問い合わせてみてください。提携する銀行などで手続きが可能な場合もあります」

 

“何か作った気がする”という曖昧な記憶からでも口座は探せるし、休眠預金になっていても、お金が国に没収されたりすることはない。

 

ただし、放置は厳禁。取引のない口座の管理手数料が増大したことなどを理由に、使用していない口座から手数料をとる銀行が増えている。「休眠預金」と違い、各行で期間や運用方法が異なるので、口座を持っている銀行のルールを把握しておくとよい。せっかくの預貯金を失わないために、一度、口座の探索と、整理をやってみよう!

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