小池都知事 志村けんさんへの「最後の功績」発言が賛否両論

タレントの志村けんさん(享年70)が、3月29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎で死去した。発症が発表されてからわずか1週間での訃報に日本中が悲しみに暮れた。芸能界からも志村さんの死を悼む声が相次いだ。

 

「ザ・ドリフターズ」のメンバー・加藤茶(77)は「ドリフの宝、日本の宝を奪ったコロナが憎いです」と事務所のHPにコメントを寄せた。また12月公開予定の映画『キネマの神様』で志村さんと共演する予定だった菅田将暉(27)は、30日放送の『菅田将暉のオールナイトニッポン』で「個人的には、これからだったので。テレビで見ていたスーパーヒーローとこれから一緒にモノづくりをするという段階でこういうことになったので」と悔しさを滲ませていた。

 

そんななか、小池百合子東京都知事(67)の哀悼コメントが物議を呼んでいる。30日、都庁で報道陣からのインタビューを受けた小池知事はこう発言した。

 

「まず、謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。志村さんといえば、本当にエンターテイナーとして、みんなに楽しみであったり笑いを届けてくださったと感謝したい。最後に悲しみとコロナウイルスの危険性について、しっかりメッセージを皆さんに届けてくださったという、最後の功績も大変大きいものがあると思っています。お悔やみ申し上げます」

 

志村さんを悼みつつも、死に対して“功績”という言葉を使った小池知事に対してSNS上では批判の声が相次いでいる。

 

《志村けんの訃報による小池都知事の最後の功績発言 言いたいことはわかるし多数がなんとなく感じてるけど言葉が悪い 「最後に警鐘を鳴らしてくれた」とかいうのが普通 功績なんて言ったら「死んでくれてありがとう」と解釈されても仕方がない 都知事レベルだから大失言だよほんと》
《「よくぞ死んでくれました」と言ってるようなものじゃないか。初主演映画も決まり、朝ドラだって重要な役で出るはずだったんだ。死んだことが功績だなんて、言われたくはなかったはずだ。もっと、もっと、生きて仕事がしたかったはずだ》
《亡くなった故人の無念や想いを考えれば別な表現がいくらでもあるはず》

 

いっぽうで小池知事をフォローする声もあがっている。

 

《小池都知事の発言がどうこうじゃなく、これから志村けんさんの死というものを残された自分たちが本当に功績にしていかなきゃいけない。あんな偉大な人の最期がコロナに負けたじゃ納得いかない。あの人が日本を救ったって言えるぐらい》
《小池都知事の「最後の功績」は不適切だとは思うけど、生前は全国民を比類なく笑顔にして、死後はコロナの恐ろしさを身をもって国民に知らしめて、きっとそのおかげで助かる命が沢山あって、結果論だがこんなに偉大な人がいるだろうか、とは思う。もちろんもっと長生きして欲しかったけど》

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