【Q】自分や家族が自宅療養をすることになった場合の注意点は?

 

「感染者は、同居家族と生活空間を分けましょう。同居家族も感染している可能性があるため、できる限り外出は控えてください。

 

感染者の入浴は家族の最後にして、シャワーですませましょう。洗面所やトイレは感染者が使った後はすみやかに家庭用洗剤で清掃して消毒します。感染者が使ったパジャマなどの洗濯は、ほかの家族のものと一緒でも大丈夫です。ただし便などが付着しているときは消毒しましょう。

 

自宅療養中に急に症状が悪化して即座に医療機関の受診が必要になる場合もあります。そういうときは慌ててしまいがちですから、もしものときのために事前に医療費のためのお金、保険証、かかりつけ医の診察券、おくすり手帳を準備しておくとよいでしょう」

 

【Q】看病する側はどうしたら?

 

「感染拡大防止のため、看病する人は一人に決めます。看病者は感染リスクが高い妊婦や高齢者、基礎疾患がある人は避けてください。

 

看病するときの服装ですが、まず接触感染を防ぐために使い捨てのビニール手袋を。また、ビニールのカッパのような全身を覆うものを着ます。カッパがなければ、大きなビニール袋を切ってかぶるのでもいいと思います。目の結膜からも感染するので、ゴーグルやメガネをつけてください。もちろんマスクもマストです。看病後は、手袋やマスク、ビニール袋はきちんと処理し、ゴーグルやカッパは消毒してください。手も必ず洗いましょう」

 

【Q】最後に岡田教授から不安に思う読者へ一言お願いします!

 

「いつもと違う過ごし方で戸惑う方も多いと思います。ただ、家のなかでも娯楽はありますし、楽しみを見つけていい年末年始を過ごしていただければと思います」

 

「女性自身」2020年12月29日号 掲載

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