台所の床には物を置かない!「お金のなるキッチン」10カ条
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【6】止水栓を絞って水量を限定する

レバー式蛇口は全開になりやすいので、ついムダに勢いよく水を使ってしまいがち。自分は気をつけていても、なかなか家族は節水に協力してくれないもの。そういうときは、シンクの下にある水道の止水栓を必要最低限の水量まで絞ってしまう方法が有効です。家族に「水の出しすぎ!」と何度も注意していると、それだけでお互いの心がギスギスすることも。そんなときは相手の行動をとがめるのではなく、物理的にできなくしてしまうのも手ですよ。

 

【7】キッチンの床に物を置かない

市居さんがお金持ちの人のキッチンをのぞいて発見したことのひとつが床にあまり物が置かれていないことでした。床に物を置くのが当たり前になると、せっかく新しく買ったものも散らかった床に置くことになり、ゴミに見えてしまうことに。不必要なものに埋もれて、本当に必要なものが見えなくなります。これがお金が逃げていく原因になるのだとか。「お金のなるキッチン」にするには、物を減らす努力が必要です。

 

【8】食器用洗剤を万能洗剤として使う

洗剤の種類が増えすぎて困っていたとき「なんとか1種類に減らして節約できないか」と市居さんが選んだのが、食器用洗剤。食器用洗剤は油汚れを落とすための洗剤なので、浴槽の皮脂汚れから、トイレやフローリングの汚れ、壁についた手垢まで、なんでも落とすことが可能だとか。水で10~20倍に薄めて、かすかに泡立つ程度にしたものをボトルに詰めてトイレや浴室に置いておけば、複数の洗剤をそろえるムダがなくなります。

 

【9】家中のゴミ箱をキッチン一カ所にまとめる

私たちは日ごろ、食品と同時に食品トレイや梱包資材など、ゴミになるものも一緒に買っています。ゴミを買っていると思うと残念。市居さんが自宅のゴミを減らすために実践しているのが、家中のゴミ箱を一カ所にまとめること。家族全員が意識的にゴミを捨てることで、購入時に包装を辞退するなど、出るゴミの量が半分近くに。ゴミを少なくすることも節約の心構えのひとつ。

 

【10】床や家電製品は「拭く」ことで「福」を呼び込む

掃除というと掃除機を使いがちですが、その電気代はコード付きで10分2円程度。キッチンだけでも年間100回掃除すると200円です。その電気代を節約するには「拭く」こと。流し台を拭いたついでに、冷蔵庫や食器棚、電子レンジなど油汚れの多い場所を拭き、床も磨きましょう。「拭く」は「福」と読み方が同じ。電気代の節約だけでなく、キッチンの汚れを拭き清めれば、心の疲れが軽くなり、福を呼び込めるはずです。

 

「まず冷蔵庫の扉のよく見えるところに、中の食材の賞味期限を書いて忘れないようにしてください。そしてキッチン全体を整える。食器類、調理器具類は最低限の数に減らし、止水栓を絞るなどして節水も徹底。最後にこまめによく拭くことで、居心地をよくすることも大切」(市居さん)

 

こうして効率的ですっきりしたキッチンにすることで、お金も時間も節約でき、家全体の運気を上げるキッチンになるという。ぜひ実践してみては?

 

【PROFILE】

市居愛

最新刊『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』(PHP研究所)が話題のマネーコンサルタント。お金と暮らしを整える「家計整理アドバイザー」の育成にも注力している

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