その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【幽霊がぜんぜん見えなくなりました】
先日、バラエティ番組のオーディションに参加してきました。もちろんメインはネタ見せなんですが、幽霊が見えるって話をすれば、やっぱり霊視してくれってことになりますよね。
それで、いつものようにプロデューサーの方の霊視を始めたんですが……。なんと、ぜんぜん何も見えなかったんです。かなり焦りましたが、せっかくのチャンスを逃すわけにはいきません。仕方なく、それっぽいことを言ってその場を切り抜けることにしました(あのときのプロデューサーさん、ごめんなさい……!)。
なんとかオーディションは乗り切ったんですが、その後いくら周りを見回しても、ぜんぜん幽霊らしきものが見えないんですよ。それに気づいたんですが、“そういえば最近、幽霊見えてなかったな”と。僕の霊感、どうやら失われてしまったみたいです。
それで、よくよくここ最近のことを思い出してみたところ、プライベートである変化が起こったことから、幽霊が見えなくなっていることに気付きました。その変化って……、恋なんです。実は僕、仕事で出会ったとある女性に、本気で恋しちゃって。
恋が原因で不調になるなんて、われながら随分乙女チックな能力ですよね。でもそれしか霊感喪失の原因として思い当たる節がない。はたして僕は霊感を取り戻すことができるのか。この続きは、次回お話しします!
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