「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「営業のノルマが達成できないときは、上司からネチネチ言われます。サービス残業も当たり前。正直、ブラック企業だと思います。こんなブラックな会社を辞めるべきか、どうか悩んでいます」(さっちんさん・30・会社員・千葉県)
【A】「ブラック企業なんて訴えればいいだけの話」(蛭子能収)
ニュースでもブラック企業とかブラックバイトとかよく聞きますよね。ただ、オレは、ブラック企業かそうでないかは、本人が決めることじゃないと思うんですよ。働いても給料が出なかったり、上司が暴力をふるったりするのは、警察や労働基準監督署が取り締まること。そこに訴えればいいだけです。サービス残業は違法かもしれませんが、安易にブラック企業だと愚痴るのはおかしいと思います。我慢して働いたほうがいいですよ。
そもそもこの世に、楽に稼げる仕事なんてありませんよ。オレが最初に就職したのは看板店で月給は8千円。働く時間も社長の気分次第。残業代なんて発想もありませんでした。でも、お金を稼ぐためには仕方ないと我慢して働いていました。社長や上司の言うとおりに仕事をこなしていればいいんです。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でも、リーダーの太川陽介さんの意見が間違っているなと思うことがありますが、黙って従って、あとはバスの中では寝ていれば、お金が入ってくるんです。
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】
建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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