「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「いつも楽しく読んでいます。以前、蛭子さんは、自由を守るために規則を守るとおっしゃっていましたが、前に麻雀賭博で逮捕されたことがありますよね。矛盾していませんか?」(黒茶さん・52・主婦・新潟県)
【A】「あいまいなルールは自由を束縛する」(蛭子能収)
えっ、これ人生相談ですか?建前上は反省していますが、ハッキリいって改心していません。まあ麻雀は少し控えていますけど……。オレは法律に違反するのは、他人に迷惑をかけることだと考えているんです。だけど、賭け麻雀は人に危害を加えていないし、そもそも金を賭けないで楽しいという人はいませんよ。そんな現状を警察はわかっていて、ときどき見せしめのように捜査する。それでは逮捕される人はバカバカしいと思うんですよ。
オレは、社会の一員として、法律をしっかり守りたいタイプ。なぜなら自由でいるためには、後ろめたい気持ちにならないことが大事だからです。これだけ麻雀が社会に浸透しているのに、1円でもお金を賭けたら賭博罪と取り締まるのは、おかしいと思うんです。オレたちの意見をもっと聞いて、いくらまでなら罪にならないか決めてほしいものです。法律には背いているかもしれないけれど、オレの考えが世間からずれているとは思わないんですよね。これからも発信していきたいと思います。
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】
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