2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!
【Q】「小さなことにこだわる夫。過去の細かい失敗をグチグチ言い続けたり、ちょっとした言い間違いをネチネチ指摘してきたり。年をとってからは、そんな些細なことが気になる性格がより極端になっています。この先やっていけるのか心配です」(パフェット魔女さん・63歳・岩手県・主婦)
【A】「物事にこだわりがなくなれば仏様になれる。でも、オレは病気になるまで無理だった」(蛭子能収)
え〜と、この人は、小さいことにこだわる夫がすごく気になっているんですか? そんなことにこだわらなくてもいいと思いますが、まっいっか。オレはあまりこだわらないほうだと思いますけど……。
(マネージャー「蛭子さんと初めて会ったとき、競艇で負けて悔しかったのか、ずっとグチグチ文句を言っていて、なんて執念深い人だと思いました」)
そうでしたっけ、すっかり忘れてしまいました。
(マネージャー「あと競艇場の食堂で550円のカツ丼をおごってくれたあと、恩着せがましく『ごちそうしたよね』と蛭子さんは言い続けていました」)
すみません、まったく記憶にないですけど。今はそういう元気もありませんね。
(マネージャー「たしかに蛭子さんは認知症になってから邪悪な心やこだわりが消えて、仏様に近づいているようですよ」)
病気(認知症のこと)になればそうなるかもしれませんね。人がすることにこだわらなければ、仏さんになれると思いますけど、難しいんですかね……。
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