その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【霊体の“色”で、人間関係まるわかりです】
いつもお話ししていることですが、僕には対面している人の霊体のようなものが見えます。霊体の色は基本的に半透明なんですが、たまに白くなったり黒くなったりすることがあります。
これはその人の好き嫌いを表していて、好きなものに近付くと白っぽく、逆に嫌いなものに近付くと黒っぽくなるんです。
だから、僕には誰が誰を好きで、誰が誰を嫌いかがお見通し。人間関係が手に取るようにわかっちゃうんです。
あの2人、表面上はうまくやってるけどケンカ中だなとか、みんな仲悪いって思っているけど、本人たちはお互い認め合ってるんだろうなとか。
ちなみに、近付いても霊体の色が半透明のまま変わらない場合、それは相手に対して全く関心がないってことになります。
僕は、お笑いはチームプレーだと思っているので、同じライブに出ている仲間の関係を、さりげなくとりもったりすることもあります。それから、あんまり根深くない感じだったら、あえて嫌い合っている同士を近付けてみたりとか。それによって黒だったのがいつの間にか白に変わってるってこともありますからね。
お笑い芸人になってからは、こんなふうに有効活用できているこの能力ですが、学生のころなんかはちょっとつらい思い出も。
友達だと思っていた相手の霊体が、僕に近付くにつれ黒くなっていったときはやっぱりショックでしたね。最近はもう慣れてきましたけど、自分に対する霊体の色の変化はあんまり見たくないものです。