Instagramを中心に話題沸騰中のイラストレーター・横峰沙弥香さん。2015年に産まれた愛息「まめちゃん」の爆笑成長記録を、ほっこりするイラストとともに本誌で連載!
先週は私、出張でNYへ行ってまいりました。息子と私はほとんど離れたことがなく、基本的に打ち合わせなどの現場には息子同伴。(昨年のパリ出張ですら息子を同行させたほどです)。
そんな私たちがいきなり5日間も離れて過ごすなんてハードルの高すぎるミッション。息子のことはもちろん心配だったのですが、まず自分のメンタルが持つかどうかが非常に不安でした。
案の定NYに到着する前に限界がきてしまいましたが。
とはいえ、2年ぶりのわが身ひとつでの移動は驚くほど身軽。
まず荷物が少ない。
そのため取り出したいもの――例えば財布やらカメラやらーがすぐに見つかる。
いくつもサブバッグを持つ必要がないため両手が空いている。
突然抱っこしてくれと騒ぎ、その要求が通らないと知るや寝転び泣き叫ぶ10kgオーバーの息子が隣にいない手……。
私がこんな楽をしていいのだろうかと、意味もなく困惑してしまうほどです。
日ごろ外出時に気に入ったものが目に入っても、荷物の多さや財布を取り出す手間、息子の機嫌などが気になってしまい必要以上の買い物をすることができなかった私。その身軽さにすっかりテンションが上がってしまいました。
仕事の合間の自由時間は、入ることなど叶わないと思っていた「おしゃれな雑貨屋さん」で「自分のペースでのんびりと商品を物色」。さらには「荷物の量を気にすることなく思う存分」お買い物を楽しむことができました。
全て息子のおもちゃですが……。
こうして私が予想外のリフレッシュ効果に喜んでいた間、5日間のママ不在はまめにも変化をもたらしていました。私がいなくても一人で眠れるようになっており、自分の意思をしっかりと言葉で表現できるようになっていたのです。
なによりも初めて離れて過ごしたことで、再会してからの家族の時間がよりありがたく幸せなものに思えるようになったのはラッキーな追加効果でした。
少し離れて過ごす時間も私たちには必要なんだなどと、倦怠期のカップルのようなことを言いながら今回は終わります。
ところで。
全然関係ないのですが、ホテル近辺を散策していて驚いた光景をひとつ。
何度か見かけたこのシーン。
そういえば外でトイレを探すのには少し苦労したので、これがNYスタイルなんでしょうか……大胆(多分違う)!