大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(72)が、読者からの相談に答える!
【Q】「小4の息子をバイオリン教室に通わせましたが『ド』が出せずに挫折中。これまでも、そろばん、ピアノ、英会話はすべて中途半端。習い事がうまくいく方法を教えてください」(ヤマハベータさん・35・会社員・静岡県)
【A】「子どもとギャラへの期待は低く見積もっておくと吉」(蛭子能収)
オレは小学生のときに戸町少年合唱団に入っていました。今でもカラオケに行くと「うまいですね!」と言われます。あと当時人気だったそろばん教室にも通っていました。競艇場で配当金がいくらになるかの暗算が早いです。オレ自身は習い事が苦ではなかったし、母親もなにか期待して通わせていたわけではないと思います。
習い事がうまくいくかどうかはわかりませんが、子どもには期待しないほうがいいですよ。「挫折」とか「中途半端」と親が思っているとしたら、子どもがかわいそうですよ。オレは、自分の子どもにまったく期待しませんでした。それでも、2人の子どもは結婚して、家庭を持って楽しくやっているみたいです。それだけでいいですよ。
オレはスケジュール表をもらうと、仕事の脇にギャラを予想して書き込みます。その際、少し低く見積もっておくと、実際に受け取ったときに、多くもらえた気がしてうれしくなります。子どもとギャラは、少し低く見積もっておいたほうがいいことがあるかもしれませんよ。
「女性自身」2019年12月24日号 掲載
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