その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(28)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【人を恨むなら、後悔しない覚悟を持ちましょう】
今回は、読者の方からいただいた心霊相談に、お答えしたいと思います。
「昨年、夫が仕事仲間にだまされたせいで、事業に失敗してしまいました。それから生活も苦しくなり、夫をだました相手のことが憎くて仕方がありませんでした。それが最近、その人が事故で大けがを負い、重い後遺症が残ったという話を耳にしたんです。もしかしてこれは、私の恨みの念が引き起こしたことなのでしょうか。私はもともと霊感が強いほうなので少し怖いです……」
たしかに、強い恨みの念は、生き霊になって相手についてしまうこともありますし、何かしら悪い影響を与えたりもします。だから、相談者さんの恨みの生き霊が、その事故を引き起こした可能性もないとは言い切れません。あくまで僕の意見ですけどね。
ただちょっと思うのは「自分のせいだったらどうしよう」と不安になるくらいなら、はじめから誰かを恨むのはやめたほうがいいんじゃないかなと。僕は相手が不幸になっても喜べるくらいじゃないと、誰かを恨んだりはしません。そこまで憎い人なんていませんけどね(笑)。誰かを恨むなら、それ相応の覚悟が必要だと思います。
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光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!
「女性自身」2020年6月9日号 掲載
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