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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(73)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「先輩のウェブデザイナーは、ギャラが安い仕事は手抜きをして、ギャラが高ければ必死に仕事をするサイテーな人。一緒に働く気になれません。ハッキリいって軽蔑しています」(トモウェーさん・25・会社員・愛知県)

 

【A】「仕事における理想は『楽して稼げる』こと」(蛭子能収)

 

軽蔑するって言われても……。(マネージャー「えっ!? ライオンはウサギをとるときも全力を尽くすというように手抜きとかしないのがプロですよ」)オレは、ギャラが高かろうが安かろうが、いつも手抜きしたほうがいいと思っています。オレは原稿料がいくら高くても漫画の背景は雑に描いています。それで稼げればいいんですよ。

 

近ごろはとにかく漫画を描くことが面倒で、最近はもっと楽に稼げる仕事はないかなと思っています。とくに藤井なんとかという将棋をする若い人がいますよね。(マネージャー「藤井聡太さんです!」)あ、そうそう。ずっと好きなことだけやって、すごくお金をもらえるのがねたましいですよ。

 

だからプロの将棋指しになるのが夢です。(マネージャー「藤井さんは超天才です。棋士は何百手も先を読むし、楽な仕事ではありません」)あ、そうなの? あんまり辛そうに見えませんね。できれば、オレも、ちょこっと座ってコマを適当に動かしながら稼いでいたいですね。(マネージャー「軽蔑します!」)

 

「女性自身」2020年11月17日号 掲載

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