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2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(74)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1,320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!

 

【Q】「結婚して22年。夫婦での食事中には会話はありますが、夫はすぐにパソコンに向かったり本を読んだりしています。もっと話をしたいのに……。老後を楽しく過ごせるのか不安。『結婚は人生の墓場』といいますが、どうすればいいですか?」(ジュンレインさん・52歳・東京都・会社員)

 

【A】「『楽しい、楽しい』と言い続ければ、相手も『楽しい』と思ってくれるはず」(蛭子能収)

 

えっ、結婚が人生の墓場になるなんて初めて聞きましたけど……、え~と、どういう意味やろ?(マネージャー「結婚生活を地獄のようにとらえている人が多いんでしょうかね、僕は独身なのでわかりませんが……」)

 

独身のマネージャーも競馬で負けてばかりで、とても天国とは思いませんけどね。オレは、結婚してもしなくても、この世は地獄だと思いながら生きています。そっちのほうが、ちょっといいことがあるだけで天国に感じられますからね。

 

そういえば、オレはちょっと前から女房に「好きだ、好きだ」と言い続けているんです。最初は、女房が喜ぶからテキトーに言っていたんですが、繰り返し言い続けたことで、オレもなんとなく女房が好きになってきました。(マネージャー「言葉どおりの結果になるなんて言霊みたいですね」)

 

この人も食事だけでも夫といると「楽しい、楽しい」と言い続ければ、本当にそう思えるし、夫も喜ぶんじゃないですかね、よくわかりませんけど。

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