ゆめこのペースはかなり独特。それを理解するまでに随分と時間がかかりました。
学校の宿題をするように言っても、目の前に宿題を開いた状態で座っています。
なので私がつきっきりで教えることになるのですが、いくら説明をしても宿題をじっと見つめるだけで鉛筆すら握りません。
しかし突然鉛筆を握ったと思ったら最後の問題まで一気に解く、といった具合ですので、私はともかく学校の先生なんかはさぞかしやりづらいのではないかと思います……。
そんなゆめこを見ていると、初めてゆめこと会話をした日のことを思い出しました。
発する言葉は「パパ」「ママ」くらい。
あとは指差しやジェスチャーで意思表示をする程度で、
3才になっても単語すらしゃべることがなかったゆめこが突然文章で話しかけてきたのです。
「パパ、はやく2階に行って遊ぼう」というような何気ないことでしたが大変驚いた。
その日からゆめこは会話でコミュニケーションを取るようになりました。
もしかするとゆめこはずっと自分の中に言葉を蓄積していて、あの日のあの瞬間に自分の中で「GOサイン」が出たんじゃなかろうか。
ならば、その「GOサイン」が出るまで付き合い続けるまで。
同じように育っているのに本当に個性それぞれで、お母さん歴10年に届こうとしている今でも、毎日はまだまだ新しい発見に溢れています。
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