小顔、花粉症の人も要注意!更年期以降増加する「いびき」の防ぎ方
画像を見る いびきを防ぐシムスの体位

 

■SASを防ぐなら眠るときは「横向き」で

 

SASの検査は保険診療で受けることができる。

 

「自宅で行う簡易検査は、5,000円以下で受けられます。専用のセンサーを医療機関から借りて、睡眠時の血中酸素飽和度などをモニタリングするものです。より精度が高いのは、病院に1泊する検査。いびきや脳波、心電図などを一晩にわたって計測し、無呼吸、低呼吸のときにどのような影響があるかまで調べます。費用としては2万〜3万円ほどです」

 

治療法の選択肢は複数あるが、もっとも一般的なのは、鼻に装着して、空気を送り込むCPAPという医療機器を使う方法。

 

「月のレンタル料は約4,500円。慣れるまで時間がかかる人もいますが、非常に効果的なので、頑張りましょう」

 

下顎の位置を調整して、就寝中も気道を確保するマウスピースも有効。自分の顎の形に合ったものを、専門の病院で1万円前後で作製できる。さらに踏み込んだ治療法は、外科的な手術となる。

 

「手軽さから選択する人も多い扁桃腺やのどちんこを切除するレーザー手術は、保険診療なら、2万円前後で施術可能です。しかし、一時的にいびきを抑えられても再発したり、そもそも症状が改善しない人もいます。また、神経を傷つけたり、声に影響が出る場合もあるので、実施には慎重になったほうがいいでしょう」

 

軽症の場合は自宅でできる対処法で改善することも。次にまとめているので参考にしてほしい。

 

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