蛭子能収妻・悠加さん「夫のため“ぼけ封じ神社”参ってます」
画像を見る 蛭子さんとその妻・悠加さん。新刊『認知症になった蛭子さん〜介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社)も話題に

 

■神社からいただく縁により状況が好転することも

 

悠加「(ぼけ封じ寺社の一覧を見ながら)玉川大師(東京都世田谷区)さんは、よくお参りしています。認知症に御利益のあるお寺だとは思っていませんでしたけど……」

 

尚「今ほど医療が発達していなかったから、昔の人は、疫病に関して神社仏閣がよりどころ。わりと健康祈願はどこの神社仏閣でもできますが、ぼけずに健康で長生きすることに特化した寺社をあげてみました」

 

悠加「どのようにお参りすればいいのでしょうか?」

 

尚「ぼけ封じの寺社だけではなく、神社ならご祭神、お寺ならご本尊、その土地の神様であるお稲荷さんが祭られていたら、ぜひご挨拶してください。また、ご祈願されることがあれば、お礼参りも忘れないでくださいね」

 

悠加「介護で感じたのは、認知症の人だけでなく、介護している家族もつらい思いをすることです」

 

尚「神社やお寺に参拝することは、ご神仏とのご縁をいただくことです。そしてご神仏はさらに、参拝者にとってのよりよいご縁をつないでくれます。以前、義理のお母さまが認知症になって悩んでいた方にお参りを勧めたら、施設にすんなり入ることができたことがありました。素敵なヘルパーさんやいい施設など、人や場所などとのいいご縁がもらえたりすることもあるのです」

 

悠加「なるほど。私は『自分がやらなければ』と1人で背負い込み、介護しているときは、視野がすごく狭くなっていました」

 

尚「神社やお寺に行って、少し落ち着いた気持ちになれば、違う視点から物事を考えられるきっかけにもなります。ぜひ、介護するご自身の幸せのためにもお願いしに行くことも大事です」

 

悠加「主人のように自分ファーストのスタンスで、霊や介護とも接したほうがいいのですね。ありがとうございました」

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