「エア名指し」で不満投稿…才賀紀左衛門カップルの破局に“関係こじれる定番”がほぼ網羅
画像を見る 事実婚関係を解消した才賀紀左衛門(写真:時事通信)

 

■事実ではなく感情を伝える

 

2つめは「事実としての不満を伝えず、感情を伝え合う」という行為です。喧嘩をただの喧嘩にするのではなく、解決の糸口にするには「感情」と「事実」を分けて伝え合う必要があります。

 

そもそも喧嘩が起きるとき、人の感情は高ぶっています。高ぶりをそのまま伝えれば当然、相手もイラッとして感情的に反応します。

 

バトルが勃発しないためにも、感情は感情として言葉で伝えること。同時に、不満や怒りが湧いた事実を理論的に伝えましょう。こうすると、相手の理解は進みやすくなります。

 

また事実を伝える際に気をつけたいのが、あくまでも主語は「自分」で伝えることです。

 

例えば、「私はこうしたかったけど、あなたにこうされて私はすごくムカついた」みたいな感じです。どんなに相手に怒りを感じていても、主体的な言い方で伝えましょう。

 

これが相手を主語にした表現になると「なんであなたはこれをしてくれないの?だから私はこうされてムカついたの」となり、一気に相手を攻めるような被害者的な口調になってしまいます。

 

これはコミュニケーション手法の1つで「Iメッセージ(I=自分)」と「Yメッセージ(Y=YOU=相手)」というものです。

 

自分の意志を伝えるときは常にIメッセージを意識することで、コミュニケーションのこじれを回避することができます。

 

今回のニュースでは才賀さんの暴言音声が流出しましたが、完全に「感情」のみをYメッセージで暴言としてぶちまける内容になっていました。

 

どちらが悪いとかではなく、「こんなコミュニケーションを取っていれば、そりゃあ関係も毎回ダメになるな」と思えてなりません。

 

■感情的なタイプに裏情報を晒す

 

そして3つめとして今回、女性側が才賀さんのLINEや音声を晒すといった行為がありました。もちろんそれくらい不満が募っていた点は理解できますが、感情的なタイプにこうした行為は特に逆効果ではないかと思います。

 

そもそも感情的な人とは、自分の感情を受け止める器が小さい人です。そのため、しょっちゅうキレるわけです。裏側にあるのは高くなりすぎたプライドや、自分を否定されることへの恐怖心です。

 

そうしたタイプに裏情報の暴露といった攻撃は、ただ相手にキレる理由を与えるだけです。状況がさらに複雑かつ悪化するのは間違いありません。

 

現在、女性側は弁護士を立てていることも投稿から読み取れます。ただ弁護士を立てるなら、最初からLINEなどは晒す必要がなかったのではないでしょうか。

 

こうして1つ1つの行為を見ていくと、どっちもどっち感が否めません。そのため才賀さんのDVや養育費未払いは許せないものの、「この人にしてこのパートナーあり」と多くの人が思うのでしょう。

 

結局、こうしたドロドロの関係に陥ることでいちばん被害を被るのは力のない子どもたちです。どう転んでも2人のお子さんが幸せで居られますように。しかしどう着地するのが子どもにとっていちばん幸せかは、こじれすぎて難しいなと思ったりもするのでした。

 

(文:おおしまりえ)

恋愛ジャーナリスト・コラムニスト・イラストレーター

出典元:

WEB女性自身

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