■高すぎる好感度が持つ危うさ
こうした堅実な行動は、日本では「内助の功」「完璧な妻」などと表現されることもあるようです。とはいえ、過去の情報や推測で好感度がぐんぐん上がる現象は、やや危うさも含んだものだと感じます。
少ない情報を頼りにいいイメージが構成されるということは、少ない情報で悪いイメージが醸成されるリスクもあるということだからです。
例えば、現在の彼女を語る際、「控えめ」と称されることがありますが、これは状況が変われば、「お高く止まっている」と表現されてしまう可能性があります。
また、日本では人気の高いスポーツ選手の場合、本人のパフォーマンスやコンディションが悪くなると、その原因を妻に求める人も少なくありません。
現在真美子さんについては、非常にポジティブなイメージがありますが、その熱量は、そのままネガティブなものに転じるリスクがある。そう考えると、うかつな発信や自己主張はできませんし、常にプレッシャーにさらされている立場といえるでしょう。
大谷選手の妻として一夜にして注目の的となった真美子さん。素晴らしいイメージそのままに、素晴らしい夫の活躍を支え、そして素晴らしい夫婦関係を、今後も築いていただきたいなと思うのでした。
(文:おおしまりえ)
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