アイドル誌『Myojo』(集英社)で今年最初の号の表紙を飾ったのはジャニーズJr.だった。デビュー前のJr.が表紙になるのは同誌にとってもの珍しいこと。安藤拓朗編集長はこう言う。
「今年はJr.が来る、という予感と、読者への宣言です。ブームのきっかけのひとつに『バカレア』がある。いつの時代も魅力あふれるJr.がいますが、特別なファン以外の目に触れることはなかなかなかった。バカレアのおかげで魅力あるJr.が大きくクローズアップされました」
昨年、日本テレビの深夜枠で放送されたドラマ『私立バカレア高校』でメインを張った6人のJr.が大注目を集めた。彼らが”バカレア組”。田中樹(17)、ジェシー(16)、森本慎太郎(15)、京本大我(18)、松村北斗(17)、髙地優吾(19)の6人だ。同ドラマの植野浩之プロデューサーは言う。
「身長が高く、線が細すぎないコたちを選び、彼らの得意とするアクションをやってもらいました。”Jr.=かわいい”というイメージを裏切り、”かっこいい、男っぽい”という魅力が全面に出たことで、幅広い年齢層、男性にもファンを増やせたのでは。現場では”あいつには負けたくない””ここから一歩抜け出したい”という会話が普通にされています。他のメンバーをライバル視して、それを公言しているんです」