滋賀県に全国の嵐ファンがこぞって参拝する神社がある。神社の名前は「大野神社」。そう、嵐のリーダー大野智(32)と同じ名前がついている。
「2年ほど前、10回以上来ているリピーターの方から『(大野くんのイメージカラーである)青のお守りが欲しいんです』と言われ、意味がわからなくて。後日、青のお守りを作成したときに、私の名前をお教えしたら『ブログにアップしていいですか?』って聞かれて。いいですよとお答えしたら、そこから一気に広がったんです」
そう話すのは、神社の禰宜の大宮聰さん。大野くんの「大」と、二宮和也(29)の「宮」を合わせた名字に、大野智の「智」と同じ音の名前だということで、“これは縁がある!”とファンが反応。現在、休日の午前中だと、嵐ファンが300人ほど参拝し、お守りも月に1千個以上売れているという。
この大野神社のほかにも、全国各地で嵐のメンバーの名前を持つ“嵐神社”をいくつか発見。せっかくなのでメンバー全員分の嵐神社を参拝してみた。
大阪府にあったのが「櫻井神社」。井守哲郎宮司に話を聞いた。「3年前から若い女性が多く来られるようになり、長く滞在されています。お守りも5つほど買っていく。来られる人はみな礼儀正しい人ばかりで、嵐のメンバーの人柄を感じます」。中国、台湾、香港からもファンの参拝者が訪れるそう。
兵庫県の「二宮神社」山西乙平宮司も、「女性同士の参拝者、とくに中国人や韓国人の方が増えていますね。日本では、北海道から修学旅行で来たという高校生もいました」と教えてくれた。
京都府では「松本神社」を見つけた。今回訪れた神社の中では最小規模。今までの3つの神社とうってかわって、誰かが参詣した形跡はなく、絵馬などがかけられているふしもない。周囲の若い主婦の方々から「数人の女性グループが来ているのを一度だけ見かけたことはありますが……」という話は聞けたが、あまりはやっていない様子。
見つけるのに苦労したのが「相葉神社」。インターネットの書き込みを手掛かりに訪れたのは、福井県の御前神社。この敷地内の小さな社に相葉神社という名前がついているとのことなのだが。たしかに社はあるものの、相葉神社の記載はどこにもなく、ひっそり……。ただ後日、『御大典記念 福井県神社誌』(福井県神社庁編集)を調べると、確かに御前神社の境内神社として「相葉神社」の記述がありました。
ちなみに相葉神社のほかは、今回紹介したところ意外にもメンバーの名前のついた神社があるよう。興味がある方はぜひご参拝を。皆さまに嵐のご加護がありますように!