新春ワイド時代劇『大江戸捜査網2015 隠密同心、悪を斬る!』(1月2日、テレビ東京系・午後6時〜)で秋草新十郎を演じる松岡昌宏。子どもころから、時代劇が大、大、大好きで、『大忠臣蔵』(’94年・TBS系)をはじめ、これまでに数々の時代劇に出演してきた。

 

そんな彼が、時代劇評論家のペリー荻野さんを相手に、時代劇についてマニアックに語ってくれた。誰しも好きなものを語るときは熱くなるものだが、ただでさえ熱い男が語るのだから、それはもう激アツです!

 

ペリー「松岡さんが初めて見られた時代劇はなんでしょう?」

 

松岡「東野英治郎さんの『水戸黄門』(’69〜’83年・TBS系)かな。よく覚えているのは『白虎隊』(’86年・日本テレビ)。100回は見ています。当時、小学4年生だったけど、セリフ全部言えましたから(笑)。主題歌は堀内孝雄さん」

 

ペリー「小学校のときから、そんなに時代劇にはまられていたと」

 

松岡「時代劇と任侠ものばかり見ていましたね。そのなかでも、『大江戸捜査網』(’70〜’92年・テレビ東京系)と『必殺仕事人』(’79〜・テレビ朝日系)は間違いなくダントツ。なぜかというと、1人ではなく、チームで敵を成敗するから。そういうのが好きなんです」

 

ペリー「チャンバラで遊んだ最後の世代になるんでしょうか」

 

松岡「『オレの名前が引導代わりだ』って、斬ってましたからね。友達はなんのこっちゃわからないし痛いし、だんだんオレと遊ばなくなるっていう(笑)。そういう意味でいちばん刺激を受けたのは『里見八犬伝』(’83年・映画版)。小学1〜2年のとき、ビー玉を持ってマネをしてやってたからね」

 

ペリー「映画版は従来の『里見八犬伝』をすべて壊してしまった作品でした」

 

松岡「実は『里見八犬伝』も演りたいの。何年か前に滝沢(秀明)がやったでしょ。ちょっと悔しかった(笑)」

 

ペリー「映画版では目黒祐樹さんの悪役がすさまじかったです」

 

松岡「最高だったよね。目黒祐樹さんの艶っぽさと夏木マリさんの血の池から出てくる艶美。眉毛がなくて、あんなにきれいな人いないから」

 

ペリー「時代劇は敵役の人が、本気でかかってこないとつまらないですよね」

 

松岡「『大忠臣蔵』の大石主税役が時代劇デビューだったから、敵役の吉良上野介ができたら、この仕事を1回リタイアしてもいいと考えるくらい、思い入れがあります」

関連カテゴリー:
関連タグ: