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(写真・神奈川新聞社)

 

横浜市泉区の市立いずみ野小学校(齊藤由香校長)で14日、地元の農畜産物だけを使った“スーパー給食”が提供された。農家が多い地域で日頃から農業と深い関わりを持つ同校。児童が考案したメニューを参考に、地産地消の普及に努める「濱の料理人」が献立を監修した。児童は生産者らとともに給食を食べ、「おいしい」と笑顔を見せた。

 

同校では地域の人たちの協力の下、サツマイモ作りやもち米作りなど農に触れる活動が展開されている。有志の4~6年生による「学び隊」と称した活動も行われ、本年度は計47人が参加。近隣の畑で野菜を育てているという。給食には学び隊のメンバーがこの日の朝、収穫したダイコンとコマツナも使用された。

 

地元の農畜産物だけを使ったスーパー給食の提供は本年度で5年目。メニューは「やまゆりポークといずみ野野菜のブランジェール」「学び隊と三家(さんや)野菜のマリネ~はまっこドレッシング ぶぶあられがけ~」「三家・なおひろさんのブルーベリー入りマフィン」。いずれも濱の料理人で、地元「レストランペタル ドゥ サクラ」のオーナーシェフ難波秀行さん、美濃屋あられ製造本舗の専務取締役小森健太郎さん、旅するコンフィチュール代表の違(ちがい)克美さん-の3人が監修した。ブランジェールは児童が考えたポトフを参考に難波さんがアレンジした。

 

6年生の男子児童(12)は「(ブランジェールに)揚げたジャガイモが入っていておいしかった。野菜にあられをかけて食べるのも初めて」と笑顔。6年生の女子児童(11)は「お肉がとても軟らかかった」と話していた。

 

給食に先立ち、3~6年生を対象に、難波さんらによる食の出前授業も行われた。

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