冬季五輪(バンクーバー)観戦記 ―第六回― 『高橋大輔VS織田信成 場外バトル2』
今回、男子フリースケーティングの会場にいた、高橋、織田両選手の女性ファンに、互いの魅力を熱く語っていただきました!
高橋ファン「やっぱり、彼の魅力は色気!!大ちゃんのセクシーな演技にほれぼれさせられるわ~」
織田ファン「そんなこといったら、私は、織田くんのキュートな笑顔にキュンってなるもん!」
高橋ファン「大ちゃんの笑顔だってサイコーよ! 母性本能くすぐられるでしょ~。ケガを乗り越えて復帰したっていうのもすごい。普通、1年であんなに取り戻せないよ」
織田ファン「織田くんだって、飲酒運転で1年間試合に出られなかったのに、去年見事にカムバックしたよ! 高橋選手がケガで離れてた去年1年は、よくがんばって、日本を引っ張ってくれたと思う」
高橋ファン「確かに、五輪で男子が3枠とれたのは、去年の織田君と小塚君の活躍のおかげだけど・・・。でもやっぱり日本のエースは大ちゃん!世界のトップクラスの中でも、存在感がぴか一だもん。観客を引き込む、彼の世界観はサイコー」
織田ファン「織田くんの今回のプログラム、チャップリンだって、ものすごく観客を引き込むよ。会場に、笑いだって起きる。あのチャップリンは、織田くんにしかできない!」
高橋ファン「でも、やっぱり大ちゃんがいちばんなの! スピンもステップも、大ちゃんにはかなう人はいない!」
織田ファン「そんなことないもん! バランスのよさでいったら、織田くんのほうが上!」
・ ・・と、らちが明かないので、あとは当人同士で・・・。
さて、今回の男子フリー。白熱しました~。
もともと今回の男子は、実力伯仲、誰がメダルをとってもおかしくないと言われていましたが、最後の最後まで、ここまでわからない試合になるとは・・・
メダル候補のトマシュ・ベルネルがなんと第一滑走!
金メダル候補のブライアン・ジュベール、
アメリカ第一代表のジェレミー・アボットが第2グループということからも、今回の五輪の波乱っぷりがわかると思います。
優勝したエバン・ライサチェック。やはり強かった~!
彼は、会場も味方に付けましたね。
スタンディング・オベーション、しなきゃいけない!と思ったのは初めてです。
あまりにも周りの人がみんな立ち上がって拍手喝さいしているので、私一人座ったままだと、なんだかにらまれそうで・・・つられて、立ち上がりました。まあ、とてもいい演技でしたけどね!
私が、本当に心からスタンディングオベーションしたいと思って立ち上がったのは、やはり日本の3選手。
小塚選手は、4回転降りた瞬間、鳥肌立ちました。
たぶん、今大会でいちばんテンションあがった瞬間です。
彼の4回転、初めて見ました・・・この大舞台で初めて決めるって、本当にスゴイ精神力。
20歳であの落ち着きっぷりは、ただ者ではないです。
今回8位でしたが、それ以上に心に残る演技でした。
織田選手。彼はアクシデントが、本当にかわいそうだった。
でも、曲を中断した後も冷静に滑りきったその姿に、胸を打たれました。
本人にとってはとても悔しい結果だったでしょうが、胸を張って帰国してほしいと思います。
そして高橋選手。彼の演技には、ちょっと涙が出ました。
失敗しても、4回転挑戦してよかったと思うし、本当に会場中を魅了していました。
日本人の審査員がいない中で、表現力は全選手の中でトップ。
世界が認めた美しさです。
まあ、得点について思うところはいろいろありますが、忘れられない、最高の演技だったと思います。
今回、日本選手を応援するファンの方たちにたくさんお会いしました~。写真とともにご紹介しま~す。
①「高橋選手は、強い信念を持っているところが好きです!」
(大竹さん・左、江刺さん・右)
②「高橋選手は、オリンピック最後といってるので、悔いのない演技をしてほしいです」
(めそさん)
③小塚選手のお父さん、嗣彦さんの同級生という花村なを子さん(右)河田雅子さん(左)
④「高橋選手、トリノから応援してます!動きがセクシーで、芸術的!」
(田辺元さん)