【動画28】アルツハイマー病の母とトイレット・ペーパーの関係
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私の目先の懸案は、トイレット・ペーパーが、ものスゴイスピードでなくなることだった。
二人暮らしなのに、18コ入りのパックが、1週間もたない!
明らかに異常だ・・・
ここは、やはり本人に聞かねばなるまい、そして、それを撮らねば、と監督決断をする。
でも、母は、抵抗するだろう。母を撮影し始めて1年、母の気丈さは、何回も見せつけられている。
それに、自分が<隠している>ことを真っ向から聞かれたら、イヤに決まっている。
でも、聞きたい!知りたい!
これは、玉砕覚悟だな、と腹を括る。
案の上、私は、母の前で見事に散った。
しかし、である。
監督の私も負けてはいない。
遂に、母が、なぜ、どのようにトイレット・ペーパーを使用しているのか、探り当てた。
この母にして、この娘あり、ではないか。
この丁々発止の被写体と監督の関係こそが、この映画を面白くするのである。
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