メル・ギブソンと2011年に離婚した元妻ロビンが “特大の分け前を手に入れた(gets big piece of the pie)” とTMZが報じている。
このたび明かになった、ロビンが受け取るメルの財産の詳細は以下のとおり。
■映画俳優協会の年金の半分
米国の俳優たちの労働組合にあたる映画俳優協会(The Screen Actors Guild)では一定の条件をクリアした加入者は年金プログラムに参加できる。婚姻関係にあった31年間に積み立ててきた総額+αのおよそ半分がロビンの取り分となる。
■全米監督協会の年金の大部分
映画・テレビの監督、またはそれに準ずる職業の人だけが入れる組合である全米監督協会(Directors Guild of America)にも映画俳優協会と同様に年金制度が整備されている。俳優だけではなく『ブレイブハート』『パッション』など、監督としても大ヒット作をいくつも手がけているメルへの給付額は相当なモノだと見られているが、これもまたロビンがごっそりいただく算段だ。
■401(k)の半分
米国の確定拠出年金からも、結婚期間中に積み立ててきた額の半分はロビンへ送られる。
上記を含む約メルの総資産は8億5,000万ドル(約646億円)といわれている。この半分に加え、今後メルが稼ぎ出す報酬の半分が慰謝料として支払われる。言うまでもなくハリウッド史上最高額だ。
メルとロビンは31年間連れ添い、7人の子どもに恵まれた。2006年からは別居しており、メルはこの間に不倫して子どもを作った上に、暴力を受けたとその不倫相手に警察へ駆け込まれるという体たらく。このほかにも飲酒運転や人種差別発言などスキャンダルに事欠かないメルだが、これに懲りてその”ヤンチャぶり”はなりをひそめてしまうのか。それはそれで寂しい気もする。